倒産した大手脱毛サロン一覧!その理由&被害者の口コミ

倒産した大手脱毛サロン一覧!その理由&被害者の口コミ

大手脱毛サロン倒産のニュースが話題となっています。

突然の倒産に、予約していた顧客や給与未払い状態だった従業員など混乱しており、現在も収まる気配はありません。

この記事ではそんな脱毛サロンの倒産問題について解説します。

2023年に閉店した脱毛サロンはどこ?

2023年銀座カラーが破産し全店営業停止のニュース

銀座カラーは、コスパ重視で通いやすさや痛みの軽減にも配慮した人気の全身脱毛サロンですしたが、2023年12月16日、銀座カラーは経営破綻し全店舗が閉店しました。

東京を中心とする女性脱毛サロン「銀座カラー」が破産し、直ちに全店の営業を停止しました。代金支払い済みでも施術が受けられず、被害者は10万人を超えるという見方も出ています。

女性脱毛「銀座カラー」破産し全店営業停止 施術受けられず被害10万人超か(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース

すでに銀座カラーの利用者は未消化の施術料金の返金や残りの施術を受けられるかどうかといった不安を抱えていることでしょう。

銀座カラーなぜ倒産?支払ったお金は返金されるのかについて解説

脱毛サロンに限ったことではありませんが、高額な先払いはこうしたリスクがあることを理解したうえで契約しなくてはいけません。

そういった流れもあって、最近では都度払いできる医療脱毛が人気です。➔医療脱毛で都度払いおすすめクリニック13選!1回・単発の料金が安いのはどこ?

2023年シースリー倒産のニュース

2023年9月25日に「顧客満足度総合第1位」などで知られていた女性専用脱毛サロン「シースリー」などで知られる「ビューティースリー」が自己破産を申告していたことがわかりました。

脱毛サロンでは過去3番目の大型倒産、債権者約4万6000人、女性専用脱毛サロン「シースリー」を全国展開していたビューティースリーが破産(帝国データバンク) – Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/7010ce1a7f20dcbe4e18b52e58b19d63d9cd0bfe

原因は多額の広告宣伝費と急速な店舗数の拡大、そこに新型コロナウイルスの感染拡大などが重なり、資金繰りが悪化したと見られます。

負債は約80億円にのぼり、エステサロンの倒産としては過去3番目の規模となりました。

シースリーの倒産は、脱毛業界にとっても大きな痛手となるでしょう。また、被害にあわれた人たちにとっては、大きな負担と不安を強いられることとなりました。

シースリーの倒産を教訓として、脱毛サロンを選ぶ際には、以下の点に注意することが大切です。

  • 経営状況が安定しているサロンを選ぶ
  • 契約内容をよく確認する
  • トラブルがあった場合の対応を事前に確認する

また、脱毛は時間とお金がかかるものなので、慎重に検討することが大切です。

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脱毛サロン倒産による被害者の口コミ

脱毛サロン「シースリー」の倒産で、被害にあわれた人たちの口コミをみて、とても残念に思いました。

口コミをみると、多くの人が「脱毛途中で終わってしまった」「全額返金されない」など、大きな被害を受けていることがわかりました。また、シースリーへの不信感や、今後の脱毛への不安を抱えている人も多いようです。

これまでに倒産した大手脱毛サロン一覧

 

倒産した年 脱毛サロン
2007年 エピドール
2007年 ビューティーネプチューン
2007年 銀座ビューティークリニカル
2009年 FRIGG
2013年 Pure
2017年 エターナルラビリンス
2022年 脱毛ラボ
2023年 シースリー
2023年 銀座カラー

ここに挙げたのは会員数数万人規模の大手サロンであり、中小も含めると、年間に70件ほどは倒産するサロンがあるとも言われています。

特に2017年に倒産したエターナルラビリンスは当時10万人近い会員数を擁していたため、既に支払いを済ませていた会員からは怒りの声が多く上がり、かなりの騒ぎになりました。

多大な宣伝費をかけて多くの会員を集めることにより運営されている脱毛サロンは、資金繰りが悪化すると一気に悪循環に陥ることがこの倒産数の多さからも窺い知ることができます。

大手脱毛サロンが倒産する理由

脱毛サロンが倒産する理由は次の3つが考えられます。

  • 競争激化による収益悪化
  • 不採算店舗の増加
  • 顧客トラブルによる信用失墜

競争激化による収益悪化

現在、脱毛サロン業界は美容関連の需要が増していく流れで次々と参入があり、競争が激化しています。

最新の設備や魅力的なプランなど、サロンごとに様々な工夫を凝らして顧客獲得を争いますが、そこで最も効果が出やすいのはやはり低価格です。

低価格化により会員数は増えますが、そのぶん売り上げは下がり、収益は悪化します。

過度な競争による収益悪化によって、経営は必然的に綱渡り状態となってしまうのです。

不採算店舗の増加

店舗数は増やせば増やすほど全体の売り上げは上がり、埋もれた顧客を漏れなく網羅したり、宣伝効果の底上げになるなどメリットも少なくありません。

しかし店舗数が増えればそれだけ人件費や家賃もかかるようになり、不採算店舗も一定数出てくるようになります。

ですが一度開店した店舗を閉店するというのはイメージ面でも投資の点でもしにくい部分があり、なかなか思い切ったことができないのも実情です。

そうしたことにより常に一定数の赤字を抱え込むことになってしまうのです。

顧客トラブルによる信用失墜

脱毛サロンは派手な宣伝やプランの拡充によって客を集め、その会員の支払いにより収益を上げるビジネスモデルです。

ですが宣伝に惹かれて会員になったものの、期待したサービスが受けられず不満に感じる顧客や、施術におけるトラブルなどもたびたび表出します。

そうしたトラブルの際のケアが十分でなかったり、金銭のやり取りが煩雑でわかりにくいことなどがあると信用性は下がり、徐々に利用者は減っていきます。

こういった表の華やかさと中身のギャップによって、収益が悪化していくケースも多くあります。

脱毛サロン倒産は終わりのはじまり

そもそも脱毛サロンでは永久脱毛できない

多くの人にあまり理解されていないのが、脱毛サロンでは永久脱毛はできないという点です。

ちなみに「永久脱毛」は厳密にいうと「永久に毛が生えてこない」のではなく、「一か月後に毛の再生率が20%以下」「施術後六か月経過した時点で3分の2以上の毛がなくなっている」などと定義されています。

しかし脱毛サロンで行えるのは抑毛・減毛であって、この定義もクリアすることはできないのです。

永久脱毛は基本的に、医療脱毛でしか実現しません。
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コースを契約させるように指示

脱毛サロンは会員数を増やし、一定の料金を先に支払ってもらうことによって運営されるのが基本です。

そのためできるだけ長く、豪華なコースを選択してもらうことが収益には不可欠で、契約の際には都度払いよりもコースを進められることが多くなります。

一見するとお得になるような割引キャンペーンなども積極的に実施されているのですが、実際には割高であることも多いため、中身が伴わないことも少なくありません。

しつこく押し売りによる顧客の信頼を失う

またオプションとしてコース以外にも、化粧品やボディローションなどが店員から積極的に勧められます。

それらはメーカーと提携したオリジナルブランドなどもあるので、売れれば売れるほど店の収益になるのですが、そのために店員の押しが強すぎてしまうこともままあります。

目先の売り上げやノルマに囚われてしつこくなってしまう店員もいるため、顧客の気持ちは次第にお店から離れて行ってしまうのです。
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脱毛サロンが倒産したんだけど返金してもらうにはどうしたらいい?

脱毛サロンが倒産した場合、既に支払った代金の返金は困難です。しかし、以下の方法で返金の可能性を高めることができます。

破産管財人に債権届を提出する

破産管財人は、倒産した事業者の資産を整理し、債権者への配当を行います。そのため、債権届を提出することで、返金対象となる債権として認められる可能性が高まります。

債権届は、破産管財人の管轄する裁判所に提出します。債権届の様式は裁判所のウェブサイトなどで公開されています。

クレジットカード会社に支払い停止の抗弁書を提出する

クレジットカードで契約料を支払っている場合、破産管財人から返金が得られなかった場合でも、クレジットカード会社に支払い停止の抗弁書を提出することで、支払いを停止することができます。

抗弁書は、クレジットカード会社に提出します。抗弁書の様式はクレジットカード会社のウェブサイトなどで公開されています。

弁護士に相談する

弁護士に相談することで、返金の可能性を高めるためのアドバイスを受けることができます。

具体的な手順は以下の通りです。

  1. 破産管財人の官報公告を確認し、破産管財人の連絡先を調べる。
  2. 破産管財人に債権届を提出する。
  3. クレジットカード会社に支払い停止の抗弁書を提出する。
  4. 弁護士に相談する。

なお、脱毛サロンが倒産した場合、施術を受けることはできません。そのため、別の脱毛サロンで契約を結び直すなどの対応が必要になる場合もあります。

脱毛するなら医療脱毛がおすすめ

脱毛にそれほど詳しくない人にとっては、脱毛サロンと医療脱毛にさほど違いは感じられないかもしれませんが、医療脱毛はれっきとして医療機関による施術であり、国の認可の下で行われています。

それだけに信頼性は高く、サービスの拡充をしているクリニックも多くありますが、脱毛サロンほど過度なものではありません。

なのでもしも永久脱毛を望んでいたり、信頼性に重きを置きたいという場合には、医療脱毛を利用することをおすすめします。

まとめ

近年、大手脱毛サロンの倒産が相次いでいます。

その背景には業界の過当競争などがあり、既に支払いを済ませてしまった会員の間では混乱が広がっています。

もしも安全に質の高い脱毛を望むならば脱毛サロンではなく、医療脱毛を検討するのが良い選択と言えるかもしれません。

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モモカ

モモカ

福岡出身の34歳、自身が毛深く毎日のお手入れが大変で、脱毛のプロにお願いしようと脱毛サロンに通たのがきっかけで脱毛ライターに。これまで国の脱毛サロン・医療脱毛クリニックに体当たり取材を行い脱毛器に詳しくなりました。

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