好きという自分の感情はもうわかっているのに、付き合うという段階にまでは至っていない。
そうした曖昧な関係でも、やっぱり好きだから相手の声が聞きたい。
となればやはり電話が最適ですが、しつこいと嫌われるかも?なんて悩んでしまうのはよくあることです。
そうした悩みに関する情報をお伝えしていきます。
付き合う前に電話をするのはOK?
まずは電話をすることそのものの是非から考えてみます。
付き合っていないのに電話をするのはOK?かける頻度は?話す時間はどのくらいが最適と言えるのでしょうか。
LINEよりも効果的?
現在では連絡を取り合うのは電話よりもLINEがメインという人がほとんどでしょう。
ならばあえて電話をするメリットとは何かといえば、まずはなんと言っても生の相手の声が聞こえることでしょう。
その時の様子や、感情などもわかりやすいです。
また互いに生の声を聞かせ合うことで、一気に距離を縮められるメリットもあります。
電話をかける頻度は?
好きなほうからしてみれば毎日でも声が聞きたいかもしれませんが、付き合う前からその頻度はやや多すぎです。
相手も忙しいでしょうし、ちょっとしつこいように思われてしまうかもしれません。
理想としては2週間に1回程度がベスト。
もし仲が進展していて親密になりつつあるなら、1週間に1回程度でもそこまで相手を困らせることはないでしょう。
話す時間は?
時間帯は相手の仕事などが忙しくない時が良いでしょう。
しかしあまりに遅すぎる時間も迷惑です。
可能ならば電話できそうな時間をあらかじめ聞いておくのも悪くない方法です。
話す長さについては最初のうちは5分以内くらいにしておくのがおすすめです。
少し短いと感じられるかもしれませんが、相手にとっても少し物足りないくらいのほうが、飽きさせずに長く関係が続きます。
付き合う前に電話するメリット
次は付き合う前の状態で電話をするメリットについて考えてみましょう。
LINEなどではなく、あえて電話することによって得られるものは決して少なくありません。
距離を縮めやすい
LINEなどのメッセージアプリの場合、こちらの気持ちを伝えるのも、相手の言葉もすべて活字になります。
やりとりの間に活字を自分自身で読むという行為が介在するので、コミュニケーションとしてのダイレクトさに欠けます。
一方で電話は互いの生の声が直接聞けるので親近感が湧き、二人の間の距離も縮めやすいのです。
リアルな反応を感じられる
相手のリアクションがどういったことを意味しているのか理解するための情報が多いというのもポイントです。
文字では基本的にその意味しか伝わりませんが、声には高さや間、話すスピードなどたくさんの要素があります。
嬉しそうだとかつまらなそうだとか、文字だけでは読み取れない感情も伝わりやすいのです。
付き合う前に電話するデメリット
一方で付き合う前から電話することにはメリットだけでなくデメリットもあります。
どのようなデメリットがあるのか、それを踏まえた上で検討することも大切だと言えるでしょう。
せっかちだと思われるかも
たとえばLINEでも十分な用件なのにわざわざ電話をかけていると、ちょっと「せっかちな人」という印象を与えてしまうかもしれません。
前のめりでガツガツしている性格のように見られてしまったり、落ち着きのない人だと思われてしまうことは、場合によっては二人の関係性がマイナスになってしまう可能性はあるでしょう。
悪い印象を残す可能性もある
電話は二人が同時にリアルタイムで時間を奪われる行為でもあります。
なのでかける時間帯や頻度によって、相手に損失を与えている可能性もあります。
また普段なら大丈夫な時間でも、仕事やプライベートで手が離せない時もあるでしょう。
そんな時にかかってくる電話は迷惑とも言えるので、独りよがりな印象を与えてしまうかもしれません。
付き合う前だけど自然に電話をかけたいときは?
実際に電話をかけようと思った時、明らかに不自然な感じだとちょっと嫌ですよね。
相手にも不審がられてしまうかもしれません。
そうならないよう、自然に電話をするにはどうするのが良いでしょうか。
待ち合わせをしているとき
もしも待ち合わせをしているならば、それだけで電話をする口実には十分になります。
自分が先にその場所に着いたならば、混雑具合や場所のわかりにくさなど、その場所ならではのリアルタイムの情報を伝えるのも良いでしょう。
それらの情報は相手にとっても有益なものなので、ごく自然に相手にも受け止められるはずです。
急ぎの用件があるとき
急ぎの要件や、少し文章では伝えにくいことがある時も、LINEより電話のほうが有効だと考えられることは実際にも多いでしょう。
そんな時には急ぎの要件であること、そして急で申し訳ないといったことも先に伝えておくとより好印象になります。
まずは相手が対応できる状況にあるかどうかの確認を忘れないようにしてください。
お祝いしたい気持ちや感動などを伝えたいとき
誕生日や、資格試験などに合格した時にお祝いのメッセージを伝えるというのも良い方法です。
純粋にお祝いしたい気持ちは相手にとっても嬉しいものですし、生の声で伝えることで好印象にもなります。
その時もあまりくどくならずにシンプルに、とにかく自分の声でお祝いを言いたかったという気持ちが伝わることが大切です。
相談したいことがあるとき
相談したいというのも電話をするのに十分な理由となりますが、その場合は電話をする前にあらかじめ、LINEなどで相談したいことがあると伝えておいたほうが良いでしょう。
いきなり電話をして相談事というのは相手にとってもプレッシャーになってしまいますし、相談事ならばある程度時間を作っておく必要もあるためです。
シンプルに「電話で話さない?」と言う
あまりテクニックを使うのが得意ではなかったり、誠実ではないと感じられる人は、はっきりと電話で話さないか打診するというのも良いかもしれません。
人を傷つけない嘘や建前は、見透かされてしまえば逆に悪い印象を与えてしまうこともあります。
それならば正直に伝えるほうが、時には好感が持たれるというケースも少なくないのです。
電話中の反応で脈ありか脈なしがわかる?
たとえば電話に出た相手の声が明るくうれしそうに感じられる時は、脈がある可能性は高いと言えるでしょう。
また自分から話題を続けたがったり、新しい話題を提供してくれる時は、相手もまだ話を続けたいという気持ちの現れです。
そして最後に「ありがとう」などお礼の言葉があるならば好印象だったということです。
そこで次の約束をしておくのも良いでしょう。
一方で電話に出てもすぐに切りたがっている様子が感じられたり、話が途切れるたびに切り上げようとする雰囲気がある時には残念ながら脈なしかもしれません。
また声のテンションが低かったり、そっけない態度の時も要注意です。
ただし仕事中や相手の性格によって硬い態度を取られることもあるので、可能性の一つと考えておきましょう。
付き合う前の電話でおすすめの話題
電話をするのもただ声が聴きたいというのが大きな理由で、本当は特に用事もない時など、話す内容に困ってしまうこともありますよね。
そんな時におすすめの話題を紹介します。
共通の趣味や友人のこと
もしも二人に共通の趣味があるならば、そのことについて話すのは第一候補としても良いでしょう。
誰でも趣味の話をするのは楽しく、同じものを好きな人同士で盛り上がりたいものです。
周囲に共通の趣味を持つ人があまりいないようならばなおさらでしょう。
また共通の友人にしても同様で、「あるある」などを話すのも楽しいはずです。
今日の笑える出来事
何か面白い出来事を経験したならば、それを話してみるのも悪くありません。
自分にとって楽しかったり珍しい経験ならば、相手にとっても新鮮な気持ちで聞けるでしょう。
ちょっとずるくなりますが、いくつか面白かった話をストックしておいて、それを最近の出来事として話すのもアリです。
ただし、ネットで見聞きした話は見抜かれてマイナスになる可能性もあるので注意です。
テレビや音楽の話
テレビや音楽の話も共通の話題として定番ですよね。
ただ趣味やレベルなどがまったく合わないと嫌悪感を抱かせてしまう可能性もあるので注意が必要です。
誰でも薄く興味を持っているようなドラマや流行りの曲などの話から入るのが無難でしょう。
そこで様子を見て早めに切り上げたり、相手が食いついてきたらより深く話すのもアリです。
食べたいものや行きたい場所の話
食べ物はほとんどの人が興味を持っている話題と言えるでしょう。
行きたい場所についても誰だって一つや二つはあるはず。
そうしたことから相手の好みや願望などを知ることができるのもポイントです。
あらかじめ知っておけばデートのセッティングなども考えやすいですし、話の流れで一緒に行こうということにもつながっていく可能性があります。
さりげなく恋愛についても聞いてみる
相手を意識している場合には恋愛の話がしにくいように思えるかもしれませんが、同性の友達同士でも恋愛の話は定番の一つです。
話す上で特に違和感もないでしょう。
その中で理想の付き合い方や好みのタイプなどもさりげなく聞き出すことができればうれしいですし、またこういった話をすることで相手に自分を異性として意識させることもできます。
付き合う前の電話で注意すべきこと
最後に、付き合う前の電話における注意点についても触れておきましょう。
まだ付き合う前の段階ですから、なるべく相手の好感度を下げない行動をとることが大切になります。
電話して大丈夫か聞く
まず意識しておきたいのは相手の都合です。
仮にこちらに対してそんなに悪い印象を持っていなくても、忙しい時や集中したい時などに一方的に電話が来ても迷惑でしかありません。
何か要件がある時には事前にLINEなどで都合や、かけてもいい時間帯を確認しておくのが良いでしょう。
迷惑を気にしない人間と思われてしまうと印象が台無しです。
何を話すか決めておく
電話では沈黙はなるべく避けたいところです。
直接顔を合わせているならば相手の様子もわかりますが、電話では黙ってしまうと気まずい状態になります。
そうした間を作らないようにあらかじめ話題を考えておき、できるならば話題のリストアップもしておくとよいでしょう。
相手からは見えない電話のメリットでもあります。
最初のうちは手短に、5分以内で
まだそれほど親しい関係ではない場合には、電話の時間も5分程度で済ませておくほうが無難です。
数字だけ見ると短く思えるかもしれませんが、5分というのは話すには意外に長く、この間でも話題が続かずに沈黙が生まれてしまうことも珍しくありません。
少しくらい物足りないほうが、また話したいと相手に思わせることもできます。
ネガティブな話はしない
仕事などの相談があって電話をした場合、明るい話題ではないので、そのまま愚痴や批判などに流れてしまうこともあります。
ですが聞くほうからしてみれば、聞いてあげたいという感情でもない限り、ただ嫌な人間に思えてしまうかもしれません。
相談でも最後にはお礼を言うなど明るい終わり方にして、ネガティブな印象を相手に残さないことが重要です。
電話に出ないときはLINEなどで用件を伝える
仮に約束をしていたとしても、その時に相手が電話に出られないようであれば、何度も電話をかけ直すのは良いことではありません。
しつこいと感じられたり、迷惑なイメージが付いてしまう可能性があるためです。
そんな時はあらためてLINEで用件を伝えたり、次に電話がかけられる都合の良い時間などを聞くようにするのが良いでしょう。
付き合う前の電話ってどうなの?まとめ
まだ付き合っていないという微妙な関係で電話をかけるのは勇気がいることですよね。
ですが電話によるメリットは多く、二人の関係をより近づけることができるので、その選択は悪いものではありません。
ただし相手の都合に合わせたり、ネガティブな印象を与えないことも大切です。
上手く電話を使いこなして好きな相手との距離を縮めましょう。