「お祓い」というのは主に神社などで穢れや憑き物などを祓ってもらうことを言います。
最近あまり運に恵まれていないように感じるとか、身近に不幸が続いている人はもしかするとお祓いによって事態が好転することもあるかもしれません。
そんなお祓いをしたほうがいい人の特徴や、お祓いの種類、方法などについて解説します。
お祓いした方がいい人の特徴
まずはお祓いをしたほうがいい人の特徴について解説していきます。
もしもこの中で自分に当てはまるものがあるように感じたならば、お祓いを検討してみても良いかもしれません。
不幸なことが続く
仕事でトラブルがあったり、人間関係が上手くいかなかったり。
場合によっては付き合っていた恋人に別れを告げられたとか、家族関係がギクシャクしているとか。
最悪のケースでは身内の不幸など、様々な良くないことが頻繁に起こるようであれば、さらに思いもよらない不幸が襲ってくる可能性があります。
お祓いをお願いして、運気の流れを変えてみたほうが良いかもしれません。
ケガや病気ばかりする
人によって怪我や病気が多いことってありますよね。
生まれつき体が弱いのであれば病気が多いこともある程度は仕方ないとも思えるかもしれません。
しかし交通事故など、ほとんどこちら側に原因が考えられないような運に左右される良くないことが多い場合には、身内に不幸が広がる可能性もあるので、お祓いを検討してみてください。
厄年
「厄」とは不幸や災難のことを言い表した言葉で、古くから言い伝えられる厄年は、人の年齢によって災難や不幸が起こりやすいと言われています。
厄年には男女によっても違いがあり、また前厄、本厄、後厄といった複数の種類があります。
それぞれあまり派手な行動はせず、慎んだほうが良い年とされています。
家や車を購入する予定がある・した
家や車などは日常の買い物とは違ってかなりの大きな金額を使いますよね。
特に家は一生に一度と言われるほど人生においては大切な買い物です。
ですがこうした大事なものが事故や火事などで一瞬で失われてしまったら、それこそ一生引きずることになってしまうかもしれません。
そんなタイミングで不幸が起こらないよう、お祓いをしておくことも賢明だと言えるでしょう。
新居に引っ越す
新居の購入は単なる買い物というだけでなく、住む場所が変化するということでもあります。
これまで暮らしていた場所から引っ越しをして新しい場所に住むならば、場合によっては以前住んでいた人のマイナスのエネルギーが溜まってしまっているかもしれません。
また新しく暮らす土地の神様にご挨拶をするという意味でも、お祓いをしてもらうのに十分な理由となります。
庭の木を切る
古くから木には霊力が宿るとされており、特に古い木ほど強い力を持つとも言われています。
また庭にある木はそこに存在することで土地を守っていた可能性もあり、それを切ることで封じ込められていた悪い気が外に出てしまうということも考えられます。
古かったり、思い入れのある木を切る場合にはお祓いをしてもらうといいでしょう。
事故物件や遺品整理に関わる予定
たとえば自殺や犯罪のあった部屋など、いわくつきのあるいわゆる事故物件には、あまりよくない気が残留していることが少なくないと言われています。
また知り合いや親類の遺品整理も本人の生前の想いが残っていることがあるので、事前にお祓いをして清めておくことで、安心して作業に取り組むことができます。
逆効果なお祓いってあるの?
お祓いは原則的には悪い気を祓って清める行為のことですが、やり方によって逆効果になってしまうこともあるので注意が必要です。
まずお祓いにおけるご祈祷とは、お寺や神社などが行っている宗教的な儀式であるため、きちんとした宗教の作法に基づいています。
なのでその作法をまったくわかっていなかったり、手当たり次第にいろいろなお祓いをお願いするのは良いことではありません。
そしてその宗教でお祓いをする際にはきちんと説明を聞いて、その作法に則る必要があります。
たとえば、神社のご祈祷でキリスト教のお祈りをしたらおかしいですよね?
信仰している宗教がなくとも、普段の自分の生活に身近なお寺や、親しみのある地元の神社などでお願いするのが良いでしょう。
お祓いにはどんな種類や効果がある?
一口にお祓いと言っても、自身の求めるものやお祓いの対象によっても効果や種類が異なってきます。
ここからはそれぞれのお祓いの種類について解説していきましょう。
厄払い
お祓いと聞いて、まず多くの人が思い浮かべるのがこちらでしょう。
「厄」とは災難や不幸のことをあらわしていて、これらを祓うことを主な目的としているのが厄払いです。
効果は比較的広範囲にわたっており、基本的には自分自身の心や体の中に溜まっている邪気や不幸なエネルギーなどをお祓いによって取り除いてもらいます。
家祓い
家を購入した時や引っ越した時にしてもらうお祓いで、特定の家の中に溜まっているマイナスのエネルギーを取り除くことを主眼としています。
新居の際は予防の意味がありますが、それ以外にも事故物件や、古くから住んでいるのに最近どうもおかしいことが多いといったことでも、家に関することならばお祓いしてもらうことができます。
車祓い
自動車に関するお祓いで、基本は交通事故などから身を守る安全祈願です。
ただ車の場合は事故だけでなく、人とのトラブルや故障など、負の力によって引き起こされる災難はたくさんあるので、それらを事前に防ぐという意味でも有効です。
またこうした祈願をすることで運転手としても注意を払えるようになるでしょう。
清祓
神道では「穢れ」という考え方があり、祈祷においてはこれを清めることを主な目的としています。
穢れ自体は必ずしも悪いものではありませんが、親類や隣人の「死」などは穢れとされ、生きている者はこれを祓わないと死に誘われてしまうとも言われます。
清祓はこれを清める作業であり、葬儀でも忌明けの際に行われることが多くあります。
枉事削除
「枉事(まがごと)」とは「禍事」「凶事」と書かれることもあり、病気、怪我、事故など様々な災難全般のことを言い表しています。
これを削除(しょうじょ)する、つまりそのような数々の災難を失くして、これからも避けていくことができますように、無事平穏な毎日を続けられるようにとお祈りすることを言います。
方除け
「方」とは方位や方相など、方角にまつわる物事のことを表しており、特に家や建物の方角に関わる吉事、凶事についての考え方を言います。
風水や陰陽道など古くから方角と運気には密接な関りがあるとされ、さらに地の相も加えて災難を避け、より良い運気を呼び込むことを目的として方除けは行われます。
お祓いを受けたら御礼を忘れずに
お祓いを受ける際にはご祈祷料なども納めることになりますが、御礼はそれだけで終わるということではありません。
お願いごとをしたり穢れを祓ってもらうことはあくまで全行程の一部であり、その後、何事もなく過ごしていけることが最も大事なことでしょう。
なのでお祓いをしてもらったおかげで無事に一年を過ごせたと感じられたら、御礼を言いに再びお願いした場所を訪ねると良いでしょう。
とは言っても、何か特別な御礼を持参したり、お祓いをしてくれた相手にわざわざ会う必要はありません。
その神社やお寺にお参りに行って、神様や仏様に御礼を言うというのが大切です。
またお札やお守りがあるならば、それを新しくするのも次の一年を過ごすのに良いことだと言えます。
お祓いした方がいい人の特徴は?まとめ
何か最近体の調子が悪いと感じていたり、家族や知人など身の回りで不幸なことがよく起こっているような時には、もしかすると自分自身に良くない気が集まっているのが原因かもしれません。
もしも思い当たる節があったならば、神社やお寺など、ご縁のある場所でお祓いをしてみることも検討してみてください。