一言で留学の費用と言ってもその目的によって必要になってくる金額は違います。
同じ目的でも違う国で同じことを学べるということもあったりして留学エージェントによって相当な金額に差があります。
留学エージェントの費用というのはどのようなことで変化して大きくなるのか、安くできるのかを知っておきましょう。
留学費用の相場
以下に、留学費用の相場を国別にまとめます。
国 | 4週間 | 12週間 | 24週間 |
カナダ | 約50万円 | 約150万円 | 約300万円 |
オーストラリア | 約50万円 | 約150万円 | 約300万円 |
アメリカ | 約80万円 | 約240万円 | 約450万円 |
カナダ(トロント) | 約60万円 | 約180万円 | 約360万円 |
ロンドン | 約100万円 | 約200万円 | 約400万円 |
マルタ | 約30万円 | 約90万円 | 約180万円 |
オーストラリア(シドニー) | 約60万円 | 約180万円 | 約330万円 |
アメリカ(ニューヨーク) | 約100万円 | 約240万円 | 約540万円 |
ニュージーランド | 約60万円 | 約180万円 | 約360万円 |
アイルランド | 約50万円 | 約150万円 | 約300万円 |
※留学費用は、留学先の都市や学校、コース、生活スタイルなどによって大きく異なります。
留学費用の相場ですが、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国は、1年間の留学費用が300万円から450万円程度が相場です。
一方、フィリピン、タイ、マレーシアなどの東南アジアは、1年間の留学費用が200万円から250万円程度と、半額以下に抑えられます。
目的別に見ると、語学留学の1年間の留学費用は、200万円から300万円程度が相場です。
一方、大学留学や大学院留学は、学費や生活費がかさみ、1年間の留学費用は500万円から1,000万円程度が相場です。
期間別に見ると、留学期間が長くなるほど、費用は高くなります。1年間の留学費用は、300万円から450万円程度が相場ですが、2年間の留学になると、600万円から900万円程度になります。
基本的な相場で考えますとまず先進国であればあるほどコストがかかるということにはなります。
国によっては留学生に対する負担をしてくれる部分もあったりするのでその制度を利用できるかどうかということに左右されることになるでしょう。
留学の為の費用の内訳
学業の為のコスト
いわゆる学費と呼ばれるコストですがそれらは総合的に考えて全てを見て学費と呼ぶべきではあるのですがここではとりあえずその学校に通うための入学のお金、授業料というような意味で使いますがかなりその学校によって変動することになります。
本当に国によって全然違うので何とも言えないのですがアメリカでは1年間で300万円ぐらいかかることになります。
逆に東南アジアとかですと1年間で100万円もかからないような学費となっています。
滞在するためのコスト
その土地に住んで学業に勤しむという形になるわけで当然ながら住むところを確保しなければなりませんし家賃、食費、光熱費、そして今どきはスマホや当地でのネット環境が他にも欲しいでしょうから、通信費などもかかることになります。
これらもその国の物価にものすごく影響されることで先進国であればこれらひっくるめて1ヶ月で日本に住んでいるのと同じような金額くらいはかかることになります。
ただし食費や光熱費なんかは安くできたりする国もあったりするので本当に一概に言えないことではあります。
生活の為のコスト
ただ勉強をして家と学校を往復しているだけというわけでもないでしょうから交通費であったり娯楽費あるいは、洋服代なんかも必要になるでしょう。
外国人との友人を作るということで交際費なども確保しておかなければならないわけでこれらに関してもやはりなんだかんだで10万円近くはかかると考えておきましょう。
様々な保険料
基本的に保険に入っておかなければならないのでこのためのコストというのもかかることになるでしょう。
年間にして海外留学の保険として加入しておき、それに20万から30万ぐらいはかかると考えておきましょう。
さらには健康保険なども必須となりますから、それらにも年間に10万円はかかると踏まえておきましょう。
ビザ取得のための費用
留学のためということになりますと学生ビザということを前提にしますがこれだけでも2万円近くかかることになります。
さらに具体的にもっと細かく言ってしまうとその取得をするために手続きをして云々とやるのでそのための時間もかかることになるでしょう。
渡航のための費用
渡航のための費用としてはやはり飛行機とか船の費用となります。
どこに行くのかにもよりますが少なくとも数十枚もかかるようなことではなく今時は安く行くということもできるので10万円もかからず渡航のための費用とすることができるでしょう。
エージェント手数料
意外と無料のところもありますし、有料の場合であっても数万円から20万円ちょいくらいが相場となっています。
留学費用が特に安い国とされているランキング
1位:フィリピン
4週間程度の費用 | 12万~18万円 |
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半年の費用 | 65~130万円 |
1年間の費用 | 125~250万円 |
メリット | デメリット |
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意外と英語力が高い 物価が安いので滞在費がとても安価 日本との時差が少ない | 治安がよくないところが多い 留学理由によっては最先端ではない 設備がよくない |
フィリピン留学の特徴としてあるのはとにかく安くできるということであって日本との時差も極めて少ないのでかなりお手軽に行くことができるところというのが最大のメリットであると言えるでしょう。
留学の理由にもよりますが最先端の技術が学べる国というわけではない点がネックとはなるでしょう。
2位:フィジー共和国
4週間程度の費用 | 25~30万円 |
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半年の費用 | 70~100万円 |
1年間の費用 | 120~250万円 |
メリット | デメリット |
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物価が安い フレンドリーな国民性で異文化交流がしやすい 美しい自然がある | インフラに不便が多い 治安が若干不安 ネイティブの語学留学には向いていない |
基本的に渡航の費用はちょっと高めではあるのですがそのためのコストのみの話であり、当地で滞在する費用というのはかなり安く済むので、長ければ長いほどお得に留学することができる国でもあります。
治安に関しての若干の不安はあるにせよ、極端に治安が悪いというわけでもなく、銃社会というわけでもないのはよい点です。
3位:イタリア(マルタ)
4週間程度の費用 | 25~50万円 |
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半年の費用 | 100~150万円 |
1年間の費用 | 200~250万円 |
メリット | デメリット |
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ヨーロッパで学ぶことができる 意外と物価が安い 街の雰囲気がとてもよい | 娯楽が意外と少ない 直行便がないので行くのが不便 日本人が少ない |
イタリアの中でも特にマルタ留学が安く済ませることができる留学先となってます。
街の雰囲気を味わうこともできます。
ヨーロッパの中では比較的安く済ませることができるところとして人気があるのですがそれでもなお日本人は決して多くはない留学先となってしまうことでしょう。
食事が美味いというところも特徴となります。
4位:ノルウェー
4週間程度の費用 | 20~60万円 |
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半年の費用 | 90~240万円 |
1年間の費用 | 160~500万円 |
メリット | デメリット |
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正規留学であれば相当に安くできる 北欧文化に触れることができる 自然がとても多い | 物価が高い 冬が寒すぎて日も短い 日本から相当に遠い |
北欧に留学したいというのであれば選択肢に挙がることになるノルウェー留学ですがどのような形で留学するのかということによって留学のコストがだいぶ変動するので注意が必要です。
北緯の高いところということで非常に寒い上に日も短いのが国としての特徴でありまた北欧の文化を触れることができる良い機会となるでしょう。
5位:ポーランド
4週間程度の費用 | 30~60万円 |
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半年の費用 | 120~240万円 |
1年間の費用 | 200~500万円 |
メリット | デメリット |
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ヨーロッパ文化を学ぶことができる ヨーロッパ各地から人が来ているので色々な国の人と出会える 自然が豊かで外国の原生林などが見れる | 当地の情報が得られにくい 学ぶことが中途になりがち 治安がそこまで良くない |
ヨーロッパで学びたいという人にとってはある意味ヨーロッパの中心に近いところにあるポーランドは魅力的なところとなるでしょう。
東欧の文化に触れることができます。
物価もそこまで安くはないですし治安も良くはないので注意は必要になります。
ですが位置合い的に東欧ではあるものの、ヨーロッパの東西南北からいろんな人が訪れる位置にあるので様々な国の人と触れ合うことができるでしょう。
留学費用を安くするコツ
滞在する先
どこの国に留学するにしてもやはり滞在するためのコストというのがかかります。
滞在費用を少しでも安くするためには、都心部ではなくて少し郊外のところを選ぶと家賃が安くなるので、滞在する留学費用コストを抑えることができるようになるでしょう。
出発する時期
船にせよ、飛行機にせよ、移動するためのコストというのが当然かかってくるわけですがオフシーズンにするということによって、明確にチケットを安く済ませることができるということも期待できるでしょう。
留学のオフシーズンというのではなくて観光のオフシーズンというのを選ぶことでそれができるようになります。
自炊をしたりして食費節約をする
食費もやはり外食に頼ってしまうとかなりお金がかかってしまうことも多いので自炊はできるのであればやっておきましょう。
特に外国の食材で料理をするという機会もそうそうないわけですからそれも一つの勉強だと思って受け入れることにした方が良いでしょう。
奨学金制度が利用できれば利用すること
留学の方式とか自分の立ち位置によっては奨学金の制度が利用できる可能性もあったりします。
それこそ正規の大学からの留学というような形になっている場合ね国によってはその大学の学費は免除というようなこともあったりするのでその制度をよく調べた上で利用することにしましょう。
安く留学することのまとめ
基本的に留学のコストというのはそもそもどこに行くのかということによってかなり左右されることになります。
どこを選ぶかということによってだいぶ違います。
やはり安く行くところができるのがフィリピンであったりフィジーといったようなところでしょう。
あとは行くタイミングなんかをオフシーズンにすると渡航のためのコストを安くすることも期待できるでしょう。