会話のない夫婦は離婚しやすい？会話を増やすための方法も

「会話のない夫婦の離婚率は高い」と言われていますし、その説に意義を唱える人はそれほど多くないでしょう。

実は「会話のない夫婦」というあいまいな定義で離婚率を調べたという調査は存在せず、エビデンスがあるわけではありません。

何を持って会話がないというかは不明確であり、仲が悪いから会話がなくなったのか、会話がなくなったから仲が悪くなったかの因果関係は掴めないからです。

しかし夫婦の間で会話がないことは決していいことではありません。

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どうして？会話のない夫婦が離婚しやすい理由とは？

どうして会話がない夫婦の離婚率は高くなるのでしょうか？

寂しくて仕方ない

基本的に人は一人で生きていくようにはできていません。

誰かと寄り添いながら、楽しく生きていくことに充実を感じるようになっているからです。

夫婦は1日の大半の時間を一緒に過ごす相手であり、一緒の家に住むことが多いでしょう。

それにも関わらずそこに会話がなければ、殺伐とした雰囲気になり寂しい思いをするはずです。

話し合いができないのでいざという時に意見が擦り合わせられない

会話がない夫婦は、話し合わなければいけないことができたとき、話をすることができません。

まず会話を始めるという大きなハードルを越えなければいけないため、「会話をしなくてもいいか」と消極的になってしまいがちです。

話し合いができない夫婦の関係はどんどん悪くなっていきますから、決して良いことではないでしょう。

不倫のリスクが格段にアップする

会話がなくて寂しい状態が続くと、人は外に安らぎを求めるようになります。

そのためパートナーが不倫したり、自分が不倫したいと言う気分になってしまうのです。

不倫がバレてしまった場合にはもちろん離婚問題へ発展しますし、たとえバレなかったとしても心は離れているわけですから家庭はバラバラになってしまいます。

どうして？ラブラブだった夫婦が会話のない夫婦になってしまう原因とは？

仲良くなって愛を誓いあって結婚したはずなのに、どうして会話がなくなってしまうのでしょうか？

しゃべっていても楽しくない

夫婦の間で会話がなくなってしまう大きな理由の一つに、会話をしていても楽しくないというものがあります。

夫婦なのでいい意味でも悪い意味でも相手に対しての思いやりがなくなり、相手の話を楽しく聞くことができなくなってしまうのです。

リアクションが良くないと会話をするのも嫌になってしまいますから、それも仕方のないことかもしれませんね。

そもそも会話のネタがない

会話のネタがないというのも会話がなくなってしまう原因の一つです。

夫は会社の話をしても妻が理解してくれない、子供のことには興味がない、共通の趣味がない。

こんな状態では、会話をするネタを探すのも大変ですね。

共通点が少ないため、なかなかできる話題がないというわけです。

自分の趣味や興味があることばかり優先している

仲のいい夫婦でも、必ずしも趣味が一致するとは限りませんね。

お互いが自分の趣味を優先していると、夫婦の会話はなくなってしまいます。

お互い、好んだ時間の過ごし方が異なるため、共通の話題もないからです。

スマホ依存症

スマホでLINEやSNS、ゲームに夢中になっていると、当たり前のことですが、夫婦の会話は減っていきます。

会話をするよりもスマホを触っている方が楽しくなってしまったり、相手がスマホを触っていると話しかけにくかったりして会話がなくなってしまうのです。

また最近話題のオンラインゲームで他のプレイヤーと会話していると、そこに入れなくなってしまうのです。

無視してしまう、されてしまう

夫婦の仲が悪くなると、話しかけても無視する、無視されるというケースが頻繁に発生するようになります。

こうなるともはや会話をしたいと思わないのは当然のことです。

こんなリスクもある！会話のない夫婦が子どもに与える悪い影響とは？

夫婦の間に会話がないと、子供にも悪い影響を与えてしまいます。

どんな悪影響があるのでしょうか？

子供は繊細！気を遣わせる

両親の会話がないと、子供は気を使います。

自分が話題を提供すると迷惑になるのではないか、と神経質になり、だんだん無口になってしまいます。

幸せな家族の思い出が台無し

両親が仲良く会話をしている姿というのは子供にも好ましくいい思い出になります。

何かイベントの時でも、両親が喋らない状況を目の当たりにすれば、せっかくのイベントも台無しです。

会話がないことに慣れてしまう

小さい子供にとって両親は唯一の存在であり、そこで過ごす時間はこれからの性格に大きな影響を与えます。

もし両親が会話をしない環境で育ってしまうと、それが当たり前で人との会話がないことが自然になってしまいます。

すると成長した後でも、誰かと会話でコミュニケーションを取ることが苦手な大人になってしまうでしょう。

どうすればいい？会話を増やすための方法は？

では無口な夫婦間の会話を増やして夫婦の関係を良くするためにはどうすればいいのでしょうか？

2人きりの時間を作る

子供がいて夫婦の会話に子供を挟んでしまうようになっているのであれば、まずはパートナーと二人きりで過ごす時間を増やしてみましょう。

そしてそこで会話をするように意識するのです。

最初は恥ずかしくて抵抗があるかもしれませんが、初期の段階であればすぐに元に戻れるはずです。

感謝の気持ちを口に出す・挨拶をする

お互いに感謝の気持ちを大切にして言葉で表すようにしましょう。

言わなくても伝わるはず、と思うかもしれませんが、それでもあえて口に出して言ってみるのです。

また「おはよう」「おやすみ」「いただきます」というさりげない挨拶をするように心がけましょう。

相手に関心を持つようにする

自分の仕事や趣味に没頭してしまったり、子育てが忙しくなったりするとパートナーに対しての興味や関心が薄れてしまうかもしれません。

しかし相手に対して興味や関心を持つように努力しましょう。

相手に関心があれば、相手が喜ぶ話題を提供することもできるようになります。

なお関心がないのに関心があるふりをするのはNGです。

表面的にどれだけ取り繕っても相手に興味がないと会話をしていても「あなたには興味がないですよ」ということが伝わってしまいます。

そういう気持ちは非常に敏感に伝わるものですから、相手はあなたと会話するのが嫌になってしまうことでしょう。

ほどほどに喧嘩をする

「喧嘩するほど仲がいい」という格言もありますが、時として喧嘩も大切です。

喧嘩をすることでスムーズに会話ができますし、お互いの考えを理解することができるでしょう。

お互いに思っていることを言わないで我慢が溜まっている状態は良くないことですから、できるだけ自分の気持ちをストレートに表現してください。

ただし言葉遣いには気をつけて、相手の身になって考えることが大切です。

また喧嘩をしすぎるとかえって人間関係が悪くなってしまいますから、ほどほどにするようにしましょう。

LINEや手紙を利用してみる

会話が苦手なら、LINEなどのツールを使って文字でコミュニケーションをとってみてはどうでしょうか？

これなら顔を見なくてもスムーズに意見のやり取りをすることができるでしょう。

LINEではなく手紙を書くようにすると自分の思っていることはもっと伝わるかもしれません。

相手の好みを理解する

自分の興味がある話題だけではなく、相手の興味があることや好みに合わせて話題を振ってみるように意識してみましょう。

きっと相手も自分の得意な分野であれば喜んで会話に応じてくれるはずです。

共通の趣味をスタートしてみる

夫婦で共通の趣味を始めてみるのも良いでしょう。

会話のネタ探しをする

日々の生活には会話のきっかけがたくさんあるものです。

「特に話すことなんてない」と思わず、「会話のネタになるものはないかな？」と意識してみましょう。

どんな些細なことでもいいのでそういった努力をしていれば、パートナーにも伝わるはずです。

昔話や思い出話

交際してた頃の思い出話や昔話をしてみることもおすすめです。

今は会話がなくなってしまったとしても、交際していた頃や結婚したばかりの頃はたくさん会話をしていたはずです。

昔話をすることによって会話のネタも増えますし、お互いのことであれば思い出して懐かしい気持ちになることでしょう。

スキンシップ

会話をしなくてもスキンシップを頻繁に取るようにすれば、それをカバーすることができます。

またスキンシップをしていれば心も満たされるようになり、自然と会話がしやすくなることでしょう。

まとめ

この記事では、会話のない夫婦のリスクや解決策について解説してきました。

会話がないからと言ってすぐに離婚につながるわけではありませんが、決して良いことではないでしょう。