医療ダイエットとは?種類や効果・副作用などデメリットまで解説

医療ダイエットとは?種類や効果・副作用などデメリットまで解説

医療ダイエットは、適切に利用すれば、短期間で効果が期待できる方法ですが、副作用やダウンタイム、高額な費用などのリスクがあることも事前に理解しておきましょう。

今回は、医療ダイエットについて、その種類や効果、副作用についてまとめました。

医療ダイエットとは

医療ダイエットとは

医療ダイエットとは医療機関での治療によって体脂肪を減らすダイエットのことです。

医療機関で行う治療と言えば、投薬や注射、あるいは健康指導、さらには外科的な処置といったものが挙げられます。

医療ダイエットは今紹介した医療機関で行う各種治療法を痩身目的で実施することを言います。

詳しくは後述しますが、医療的な観点から体をどのようにして痩せさせるかといった点に注目して各所の処置を行っていくのが医療ダイエットなのです。

医療ダイエットとエステの違いは?

医療ダイエットとエステの違いは?

医療ダイエットとエステの違いについて簡単に表で解説しましょう。

比較 医療 エステ
特徴 投薬や注射などの薬物や外科的な処置を行う 手による施術や機械による施術で体の基礎代謝などを高める
治療時間 処置の種類によって異なる 1時間程度
推奨回数 毎月 月数回以上
痛み 処置による ほとんどない
ダウンタイム 処置による ほとんどない、あるいは数日

このように特徴や推奨回数が異なります。

また、医療ダイエットの場合、その種類は豊富なため、一瞬で終わるものから外科的な処置のように数時間かかるものまで様々です。

また、痛みに関しても大きく異なります。

医療ダイエットの口コミ体験談

>痩せた人の体験談

医療ダイエットつおい なんでも好きなだけ食べて良くて(そもそも薬でおなかそこまですかないけどね)2ヶ月で5キロやせた
EMSの最新のやつレベルマックスでやってたからうあうあうあってなるし
拒食でも下っ腹の肉だけは落ちなかったんだけどちゃんとすっきりしてきた!ビフォーアフター
引用元:https://twitter.com/hanon0852/status/1571094931212750849

医療ダイエット 64日目
リベルサス7mg
メトホルミン 500mg 毎食前

61.0kg
開始時増減 マイナス9kg
前日増減  プラス0.4kg

短期目標 10/1 までに60kg
短期目標までに、あと1.0kg
引用元:https://twitter.com/xOtZsqi8k1hf96J/status/1572038115090661376

先週からメナードのざくろの錠剤を飲んでる。痩せるらしい。
でも他にも色々やってるからなんの効果かわからんけど
とりあえずピーク時より5キロやせた。
ほぼ毎日1時間歩いてるからか、腰回りの肉はすっきりしてきた。
#医療ダイエット
引用元:https://twitter.com/ankodesumasu/status/1704998389732225503

>痩せない!失敗談

あぁ誰か
マジで痩せる方法教えてくれて
ファスティング、医療ダイエット、痩身エステ、ストレッチ、糖質ダイエット、糖質制限ダイエット、脂肪溶解注射、置き換え。
全部失敗だ!!!金もかかる!!!なんで痩せないんだよ!!
引用元:https://twitter.com/mitomo114/status/1686362567743324160

ゼニカル ダイエットチャレンジ、失敗です。ボクには合わなかったみたい。。。
新しいサプリを注文したので、また、チャレンジしてみまーす。
引用元:https://twitter.com/popfactory_stc/status/1130437361538437120

医療ダイエットとか金と薬で解決して楽に痩せる方法しか考えない時点でダイエットは失敗なんよ
引用元:https://twitter.com/ssmtori/status/1665942807947915264

確実な効果を実感している人がいる反面、内服だけ等消極的なダイエットでは効果が実感できないようです。

まずは、内服薬から始めて、体質に合わないようであれば、他の医療ダイエットを試すことによって、より確実な効果が期待できるという印象を受けました。

ただ、費用についてはかなり高額だという意見も多かったため、次の項目では具体的な治療費やその相場について解説をしましょう。

医療ダイエットの種類、それぞれの効果

それぞれどんな治療なのか仕組みや期待できる効果、どんな人におすすめなのかを見ていきます。

内服薬のダイエット効果

内服薬は、主に食欲を低下させる、脂肪燃焼をサポートといった作用のある薬剤を処方する医療ダイエットです。

薬剤の種類も様々で漢方薬を使用する方法もあります。

内服薬を飲むだけの医療ダイエットなので、痛みもなく、処方もすぐに終わるため、最も気軽にできる医療ダイエットの一つと言えます。

ただし、個人差もあるため体調の様子をきちんと確認してから、適切な処方を行うため、医師の診察が必要です。

脂肪溶解注射のダイエット効果

身体の無駄な脂肪を溶かす特殊な薬剤を注射して脂肪を溶かす医療ダイエットです。

二の腕やおなか等気になる部位に注射を行って、ピンポイントに痩せさせられる方法です。

ただし、脂肪を溶かす危険な薬剤なので、医師の手によって慎重に施術していきます。

ピンポイントで痩せたい人におすすめです。

ダイエット注射(GLP-1)の効果や危険性!痩せないという口コミの真相・デメリットまとめ

GLP-1注射のダイエット効果

1日1回のダイエット注射です。医師の手による注射ではなく、自分で注射してダイエットする方法です。

この薬剤は、GLP-1と呼ばれる成分を定期的に体内へ補充する医療ダイエットです。

定期的に自己注射することで、自然に食欲を抑えて空腹感を減少させられる作用があります。

これによって食事量が減っていき、食べ過ぎを予防し、脂肪が分解しやすい体質になっていくのが特徴です。

GLP-1の分泌量が少ないと、食欲が抑えられず食べ過ぎるので、結果的に太りやすくなるため、有効な薬剤といえるでしょう。

なかなかダイエットが続かない人におすすめの治療です。それにつらい運動をしなくとも効果が期待できます。

GLP-1注射ダイエットが安いおすすめオンライン診療15選

EMSのダイエット効果

EMSとは電気刺激を与えることで筋肉を動かす機器を使った医療ダイエットです。

エステでも施術されることもありますが、医療ダイエットでも他のダイエットと並行して行います。

電気刺激を加えることで、筋肉を作用させて基礎代謝の向上を狙う施術です。

気になる部分を狙ってできるうえ、軽い電気刺激だけで効果が期待できるため、痛みが気になる人におすすめの医療ダイエットです。

脂肪吸引のダイエット効果

脂肪吸引とは、直接脂肪を取り除く外科的な処置です。

太さ数mmのカニューレ(管状の医療器具)を痩せさせたい部位に差し込み、そこから脂肪を取り除いていく方法です。

施術をすることで明らかに外見が変わるだけでなくリバウンドも起こりにくくなります。

根本的に脂肪を取り除きたい人におすすめです。

脂肪冷却のダイエット効果

脂肪冷却とは脂肪細胞を凍らせることで脂肪を溶かす施術です。

一見脂肪吸引や脂肪溶解注射のようなイメージを受けますが、こちらは外から冷却を行うので、傷をつけたり、注射を刺したりといった施術は行いません。

ただ、皮膚を吸引するのでその刺激はあります。

なお、破壊された脂肪細胞は体外へ排出されます。

傷や注射なしに脂肪を何とかしたいと考えている人におすすめです。

食事指導のダイエット効果

食事指導は、一般的な医療機関でも行われていますが、医療ダイエットでもカウンセリングの一環として実施されています。

食事のアドバイスを中心に献立の指導などを行います。

医療ダイエットではアプリで食事を撮影してもらい管理するといったサービスも提供している場合があります。

何を食べればダイエットになるか分からない人におすすめです。

医療ダイエットの副作用は?

医療ダイエットは医療機関でしかできません。

それは副作用があるからです。

ここでは主な副作用について紹介します。

内服薬の副作用

内服薬によって副作用が異なります。

代表的なリベルサスの副作用を紹介すると

  • 脱力感
  • 倦怠感
  • 集中力の低下
  • 動悸
  • ふるえ
  • めまい
  • 意識消失

などの低血糖症状のリスクがあります。

リベルサスの副作用・危険性が気になる方へ

脂肪溶解注射の副作用

赤みや腫れ、むくみ、内出血といった副作用の他に、腎臓へ負担がかかる場合があります。

GLP-1注射の副作用

この注射は、使い始めに 下痢、便秘、吐き気・嘔吐などの胃腸症状といった副作用があります。

また、まれですがアレルギー、発赤、腫脹、硬結、発疹、動悸、アナフィラキシーショックもあるので注射をうけた後は、様子を見ることも実施されています。

https://www.hosp.u-fukui.ac.jp/kango/wp/wp-content/uploads/kpamp11_glp-1.pdf

EMSの副作用

EMSは適度な利用の場合、副作用はほとんどありませんが、長時間使用したり、連日使用した場合、肌のたるみ、シワ、筋肉痛、肉離れ、火傷などの副作用があります。

また、筋肉疲労を起こすこともあるので注意しましょう。

脂肪吸引の副作用

脂肪吸引は直接傷をつけるので副作用も少なくありません。

主な物だけでも傷跡、感染、表面の凸凹、血腫、知覚異常、まれなものとして腹膜損傷、血栓・脂肪塞栓や麻酔による合併症もリスクとして挙げられます。

脂肪冷却の副作用

脂肪冷却の副作用は、主なものとして凍傷、色素沈着、皮膚のゆがみやたるみ、しこり、赤み、内出血、感覚異常といった症状が発生します。

また、稀ですが逆説的過形成(奇異性脂肪過形成)と呼ばれる、本来減るはずの脂肪細胞が逆に増大してしまう副作用もあります。

食事指導の副作用

食事指導は特に副作用がないものの、アレルギーのある方は、食事指導を受ける前にアレルギーの有無についてもきちんとと伝えておきましょう。

医療ダイエットのメリット

医療ダイエットは危険ですが、適切に利用することでメリットも多くあります。

即効性があるものも多い

直接脂肪を取り除いたり、あるいは溶かしたりと、医療ダイエットは即効性の期待できる治療法も多くあります。

根本的な原因に対して直接アプローチできるので、その分効果も早く出やすいことが期待できます。

短期間で、ダイエット効果を出したいという場合は、医療ダイエットを受けることで即効性を体験できる可能性が高いでしょう。

また、スケジュールを立てやすいことから、夏までに二の腕の脂肪を落とすといったことも具体的に目指しやすい点は大きなメリットです。

持続性がある

リバウンドのリスクの低い治療法が多いのも医療ダイエットのメリットです。

直接脂肪を取り除いたり、食欲を根本から抑えたりといったことができるので、リバウンドを気にせずに生活できます。

脂肪のもととなる脂肪細胞の数を減らすことも期待できるので、施術を受けてしばらくしたらリバウンドしてしまったということもありません。

簡単にできるものもある

ダイエットと言えば厳しい運動や辛い食事制限を伴うものも多くあります。

しかし、医療ダイエットの場合は、薬を飲むだけでできてしまう簡単なダイエットもあります。

内服薬を飲むだけで効果が期待できるという点で、無理な筋トレや食べたいものが食べられないストレスを感じることなく、ダイエットができます。

他のダイエットの場合は、何かしらの自己努力を求められることも多いので、その点がないものも多い医療ダイエットは魅力的です。

医療ダイエットのデメリット

医療ダイエットにはデメリットもあります。

副作用の強いものがある

内服薬や脂肪吸引、脂肪溶解注射など、強力なダイエット効果が期待できる分、その負担が大きかったり、副作用が大きいものも多くあります。

そのために医師や看護師が医療の管理を行い、安全に施術をする必要があるのですが、中には数週間ダウンタイムが続くものもあるので、ある程度副作用を意識して医療ダイエットを受けることが重要です。

痛いものがある

脂肪吸引や脂肪溶解注射は麻酔などを使用して施術することもあります。

しかし、いくら麻酔を使っても刺激を感じたり、麻酔が切れたら徐々に痛くなってくるということもあります。

痛いものを避けて医療ダイエットのメニューを選ぶという手もありますが、即効性を求めれば求めるほど、痛みを伴ったり、ダウンタイムで腫れてきたりといったリスクもあります。

そういったリスクを許容して痛みや腫れを我慢する必要があるメニューがあるのも医療ダイエットのデメリットです。

高額なメニューが多い

肥満やダイエットは確かに治療という形でサービスを提供していますが、病気やケガではないため、基本的に健康保険は使えません。

そのため、全て自費治療という形で医療ダイエットを受けることになります。

クリニックによって費用が異なったりはするものの、一般的なクリニックや病院を受診するような感覚で治療を受けようとすると、治療費の高さに驚くこともあります。

他のダイエットでもそれなりの費用は発生しますが、大掛かりな設備やスタッフを使う分、医療ダイエットの方が高額になりやすい傾向があることは否定できません。

コスト面も医療ダイエットのでめりっとです。

 

医療ダイエットの費用・相場について

医療ダイエットの費用や相場は、最も費用の掛かる手術で20万円から100万円が目安です。

簡単な脂肪吸引から広範囲な脂肪除去など手術が大掛かりになるほど費用は増します。

医療マシンは数万円から10万円が相場です。

多くは数回分をプランとしています。

注射は数千円から1万円が相場です。

最後の内服薬については薬の種類によって異なりますが、月数千円から8千円が相場です。

このように保険が使えない分全体的に高額ですが、その分効果も期待できます。

医療ダイエットの注意点は?

医療ダイエットは、短期間で効果が期待できる一方で、以下のような注意点があります。

カウンセリングをしっかりと行う

カウンセリングをしっかりと行いましょう。

医療ダイエットは先ほども触れたように副作用があります。そのため、安全に受けるには気になることをどんどん質問します。

また、費用面も高額なので具体的にいくらかかるかカウンセリングで確認しておくことも重要といえるでしょう。

施術後のケアをしっかりと行う

医療ダイエットは、炎症や痛みなどのダウンタイムが生じるケースも少なくありません。

そのようなことを軽減するためにアドバイスを受けた通りのケアを十分行うことがポイントです。

いい加減なケアをしてしまうと、ダウンタイムが長引いたり、出てこなかったはずの副作用が出てきたりします。

施術部位に痛みや異常を感じたら、すぐにクリニックを受診

脂肪吸引など身体に負担のかかる施術は危険を伴います。

場合によっては、傷がついてしまっていたリ、出血をしていたりすることも決してゼロではありません。

そのため、痛みや異常を感じたらすぐにクリニックへ連絡しましょう。

場合によっては24時間体制の電話番号を紹介してくれるので、そこへ電話します。

リバウンドを防ぐための生活習慣の改善を心がける

医療ダイエットはリバウンドしにくいメリットはあるものの、明らかに乱れた生活習慣を送っているとリバウンドします。

そうならないようにカウンセリングや生活指導のアドバイスをもとに生活習慣の改善を実施しましょう。

医療ダイエットのまとめ

医療ダイエットは、医療機関で行われるダイエットです。

内服薬から注射、脂肪吸引のような手術によってダイエットを行います。

即効性が期待できるなどメリットがある反面、副作用や痛みなどのデメリットもあるため十分なカウンセリングを受けたり、ケアをして効果をより期待できる状態にしましょう。

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ユリア

ユリア

沖縄県出身の29歳、元スポーツジムのインストラクター。痩せたいのに痩せれない。そんな頑張りたい人を応援するためにダイエットに関するブログを立ち上げました。ダイエットといっても目標や自分に適した方法も様々。いろんなダイエットの方法を紹介しながら、ジムやエステの選び方まで幅広く解説していきます。ぜひ一緒にがんばっていきましょう!

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