誰もが一度は行きたいと思うリゾート地、宮古島。沖縄本島より約300㎞、飛行機で1時間もかからずに辿り着くことができ、そこで出会える景色はまさに非日常的で素晴らしいものです。日本に沖縄を愛する人が多いことはもちろん、宮古島や石垣島などの離島を思う人も少なくありません。そんな離島で、離島ならではの婚活を提案しているのがMAASA結婚相談所です。
東京より宮古島へ移住した東野様が運営され、コロナ禍での開業だったこともありオンラインでのサポートをメインに離島に住む方と沖縄本島や本州の方々との出会いを繋いでいます。離島での結婚相談所は非常に貴重であり、離島への移住を夢見て、島の方との出会いを求める方もいます。現在はオンラインだけでなく、対面でのサポート、リアルでの婚活パーティーを開催するなど積極的に離島婚活を支援されています。
【カウンセラー紹介】

東野 加代子
福井県出身。
大学卒業後に上京し、東京に拠点を移しその後4人の子どもに恵まれる。
東日本大震災を契機として一家で宮古島へ移住し、ゲストハウスを展開。
新型コロナの流行をきっかけに結婚相談所を開業し、2025年現在開業より5年目を迎える。
離島だからこそできる婚活スタイル、オンラインでのサポートをメインに一人ひとりの幸せを考えた婚活方法を提案し、これまでに成婚実績も多数。
現在は離島に特化したマッチングアプリの開発を進めるなど、宮古島をはじめとする離島の婚活市場を更に活性化させたいと考えている。
東京から宮古島へ。コロナ禍だからこそできた、離島婚活の支援。

編集部沖縄県宮古島 MAASA結婚相談所 代表カウンセラーの東野様へのインタビューです。こちらは東野様お一人で運営されているのでしょうか。



はい、私は出身は福井県ですが大学で上京し、東日本大震災の後に東京から宮古島へ移住しました。そしてコロナ禍をきっかけとして結婚相談所を開業しました。



ホームページでお子さんが4人いらっしゃると拝見しました。4人のお子さんを連れての移住は大変だった部分もあると思いますが、移住されてからの暮らしはいかがでしょうか。



宮古島は本当に過ごしやすく、第二の故郷のような感覚です。移住した時はまだ子どもたちも幼い年齢でしたが、放射能の影響の心配などもあったため原発のない場所として宮古島を選択しました。ちょうど前年に家族で宮古島へ旅行に来ていて、とても素敵な場所だというとは知っていたので、ここへの移住を決めました。



コロナ禍をきっかけに開業されたということですが、開業の経緯について詳しくお聞きできますか。



宮古島へ移住してきた頃は建築設計事務所などで働いていたのですが、その後離婚し、家族が家を出たため、当時住んでいた6LDKの空いた部屋を活用しゲストハウスを運営していました。その中で国内外からさまざまなゲストの方が来られて、宮古島へ移住したい方や移住後の仕事や家を探したい方、人を紹介してほしい方などさまざまな情報が欲しい方を繋いでいました。自宅でもホームパーティーなどを開催していたのですが、コロナが流行しゲストハウスが一切できなくなり、次にどんなことをしようかと考えていたときに周囲の方から結婚相談所をやってみたら?と声を掛けていただき、それがきっかけで開業しました。



ゲストハウスをされていたんですね!とても素敵です。コロナ禍の頃は大変だったと思いますが、それまでには多くの方が来られていたのでしょうか。



そうですね、修学旅行生の受け入れなどもしていました。宮古島はとてもリピーターの方が多く、一度来られてその良さに魅了されそういった方から口コミで島の魅力が広がり、更に多くの方に来ていただけるという感じです。私自身もゲストハウスなどを通じて人と人を繋ぐということが好きだと感じていたので、結婚相談所の開業にもあまり抵抗はなく始められました。



現在開業されてからは何年になるのでしょうか。



2020年9月で、開業からちょうど5年が経ちました。ありがたいことにIBJアワードも開業から連続で受賞しています。



お一人で5年間継続されることは苦労もあったと思いますが、現在までの成婚実績はどれくらいでしょうか。



現在27名です。皆さんおおよそ1年前後の活動期間で成婚されています。実は沖縄では2020年のIBJの沖縄成婚者実績がたったの2名のみだったのですが、その2名は当相談所から出た方なんです。



それはすごいですね!コロナ禍での開業ということなので、オンラインでの対応がメインだったのでしょうか。



はい。2020年9月に開業したのですが、それまで宮古島には結婚相談所がなかったんです。そこで、IBJのシステムを利用して全てオンラインで完結する形での活動を始め、離島に居ながらご縁を繋げるというシステムにしました。そういった活動ができるという点も開業した理由の1つです。開業した当時は新聞に掲載していただいたり、ラジオに出演させていただいたりして認知にご協力いただきました。当時はコロナ禍でしたからパーティーや合コンなど、人と会うということがとても制限されていました。私は初めからオンラインで活動することを決めていたので、オンラインで活動できる強みを活かして集客を行っていました。そのおかげもあり、宮古島内や沖縄県内だけでなく県外から入会してくれる方も多くいました。宮古島から北海道へお嫁に行かれた方もいますし、逆に福岡や大阪などの本州から宮古島へ嫁いで来られた方もいます。このように島内外を繋いでいるのはオンラインならではだと思います。





環境の変化を厭わずに移住して来られる方が多くいること、とても素敵なことですね。



開業当時は1ヶ月~2ヶ月に一度オンラインでの婚活パーティーを開催していました。現在はリアルでパーティーができるようになったので、オンラインでは行っていませんが、オンラインで出会って、お相手が実際に宮古島を訪れた際にプロポーズをしたというカップルも沢山います。



景色が美しく非日常的な体験ができる宮古島だからこそのエピソードだと思います。
移住後の暮らしもサポート。独自に婚活パーティーも開催。







では、こちらの相談所の強みはどういった点だと思われますか。



やはり離島にいながらオンラインで活動し、島内外の方と出会えるという点が強みだと思います。離島の方と本州の方との出会いは遠距離恋愛となる可能性が高いですが、普通の恋愛では遠距離恋愛だと自然消滅してしまうこともあります。ですが、結婚相談所であれば毎週オンラインで通話をするなど、コミュニケーションも密に取るよう交際のサポートも行いますし、実際に島在住の男性が本州の方と交際をされ、その後男性が直接本州へ出向き、真剣交際の告白をされ女性が島へ来られた時にプロポーズをするという流れもありました。



なるほど。ですが、本州から離島への移住というのは文化の違いなどもあると思いますが、そういった点を心配される方はいるのでしょうか。



いらっしゃいます。文化や風土の違いに戸惑われたり、周囲に友人もいないため、当結婚相談所で成婚し移住したお嫁さん達で「宮古嫁の会」を作っています。そのコミュニティで定期的に飲み会を開催したり、情報交換をしています。そういった移住後も安心できるようなコミュニティがあるので、安心して来ていただけると思います。





素敵なコミュニティが形成されているんですね。先ほどイベント開催のお話もありましたが、ホームページでもとても素敵なイベントの様子を拝見しました。



昨年は沖縄本島で何度かイベントを開催しました。クルージングパーティーやバーベキューパーティーも開催し、二泊三日で宮古島に来ていただき地元の男性と出会う機会も作っていました。また、イベントではないのですが現在離島に特化したマッチングアプリの開発を進めています。今後はそれに絡めたイベントも行う予定です。




福岡から宮古島への移住実績も!交際経験がない方も徹底サポート。





ホームページではさまざまなプランをご用意されていると拝見しました。



そうですね。島在住の20代とシングルマザーの方に向けた島民応援プランもご用意しているプランで入会金が少しお手頃になっています。過去にはシングルマザーやシングルファザーの方の活動をお手伝いしたこともあり、2回目の良縁を探す方を応援しています。



その他にもさまざまなサポートをご提供されていると思いますが、会員様から特に支持されているサポートはありますか。



やはり婚活をされているご本人が最も大変だと思いますので、どんな事でも相談に乗り、親身にお話を聞いています。たとえば、交際経験がない方だとどんな風にお話をすればいいか、LINEのやり取りではどんな話をしたらいいか分からない方もいます。そういった方にもこまめにアドバイスを行い、その方に合ったスピードでサポートしていますので、そういった点は喜ばれていると思います。時には「東野さんがカウンセラーでなければ、ここまで来られなかったです」とおっしゃっていただくこともあり、そういった言葉は私にとっても励みになります。



今は本当に相談所の数も多いので、その中からこの相談所に入会して活動し、成婚していく姿を見るのは嬉しいですね。では、これまでの会員様の中で印象的な方のエピソードはありますか。



たくさんありますが、今年6月に成婚された方のエピソードをご紹介しますね。30代の男性の方で、これまで交際経験がない宮古島在住の方でした。その方はとても純粋で真面目ないわゆる「良い人留まりの人」、自己流の婚活でデートには進めるのですが次の約束に繋がらないという方でした。結婚相談所での活動当初は、オンラインお見合いをすると、zoomで1時間話すことに疲れてしまい「次はもう会わなくてもいいです」というような感じでした。結婚を目的として入会されているのですから、お見合いで話すことに疲れていては結婚相手は到底見つけられません。お見合いからその先のプレ交際に進み、電話やLINEでの日々のやり取りをアドバイスし、一度のデートで終わらずに、交際を継続できるようになりました。その結果、福岡の病院に勤務する看護師の方とオンラインお見合いで出会い、その方と良い関係になり彼が福岡へ出向いた際に、真剣交際の告白をしました。そして、今年5月には彼女が宮古島へ来られ、その際に彼がプロポーズをしました。彼女が来るというのに手ぶらで帰すわけにはいかないと、私も背中を押してプロポーズ用のダイヤモンドを購入していただきました。プロポーズの練習も毎日のように行い、無事プロポーズは成功しました。そこに至るまでは本当に事細かにアドバイスを行いました。結婚相談所に入っていながら「え!僕はプロポーズをするんですか!?」と驚くほど事がスピーディに進みましたが、何よりもご本人が一番頑張られた結果でした。6月には親御さんへのご挨拶にも行かれ、この先の事について話し合われたようです。



お相手の女性は福岡の方ということですが、宮古島へ移住されたということでしょうか。



はい。福岡でも結構大きな大学病院に勤務されており、彼が福岡で告白をした際はまだ宮古島に行った事がなかったため、告白をお受けするかどうか少し躊躇っておられたようでした。ですが、彼の気持ちを聞いて、彼女の中でも覚悟が決まり宮古島の病院を調べたり、お部屋探しをしたりと宮古島移住へと気持ちが動いたようです。彼の親御さんやご兄弟もとても喜ばれ、島に看護師さんが一人増えるという点でもとても歓迎されていました。宮古島は人口5万5000人ほどの島なので、もちろん病院もたくさんあり、中には離島での医療を描いたドラマ『Dr.コトー診療所』に憧れて、離島医療に携わりたいから、島の方と出会いたいとお問い合わせをいただくこともあります。



なるほど!離島ですから、医療従事者の方はとても貴重な人材ですね。



当相談所で活動していた宮古島在住の公務員の男性と出会い、2022年のクリスマスにご成婚。翌年に宮古島に移住された福岡出身の助産師さんがいます。彼女はその後不妊治療の末に女の子を産んでいるのですが、離島での赴任治療の大変さや、妊娠・出産事情を知って、宮古島のママたちのサポートがしたいと産後ケア専門の助産院を今年オープンさせました。そういった点でも医療従事者の皆さんが活躍できる場はたくさんあります。結婚後にはお子様を望まれる方も多いですが、宮古島ではなかなか不妊治療などが難しいという現実もあり、不妊治療の知識もある助産師の方が移住して来られたのは島にとっても非常にありがたいことです。





全国的に少子化の波は止まっていませんが、こういった離島や地方でも産後ケアなど、安心して子どもを産み育てられる環境が少しでも整っていくといいですね。



他にも、佐賀在住のダイビングがお好きな方で年に一度ほどは沖縄本島や石垣島に来られるという方がいました。そういった背景があったため、地元の結婚相談所に入るよりは沖縄の相談所で活動してみたいとご相談に来られ、入会して活動されている方もいます。
目指すのは「幸せな結婚生活」離島特化型のアプリ開発にも尽力。







東野様がカウンセリングをされる上で大切にされている思いはどういったものでしょうか。



結婚するのは私ではなくご本人なので、相談所を利用して婚活をするならば自分を見つめ直してどんな結婚がしたいのかを考えるべきだと思っていますので、会員様にもそういった話はお伝えしています。ただ結婚するだけなら難しくはないかもしれません。ですが、その後継続して幸せな結婚生活を送るために大切なことは何か、それをしっかりと考えてほしいです。また、自分が選んでいるようで相手から選ばれてもいるということも認識して活動することが大切です。理想ばかりを求めて何が大切か見えていないこともありますので、カウンセリングを行う中でそれぞれの会員様の思いをしっかりとヒアリングし、どういったお相手が良いのかを共に考え、ご本人にもしっかりと納得していただけるような婚活を提案したいと思っています。



自分にとっての幸せをしっかりと考える事、これはとても大切ですね。特に相談所での活動においては最初にそれを考えるべきだと思いますので、その思いをちゃんと聞いてくれるカウンセラー様は安心ですね。ちなみに宮古島から沖縄本島まではどれくらいなのでしょうか。



距離としては約300㎞です。飛行機だと離陸から着陸までは50分ほどです。



宮古島在住の方と本島・本州の方だと遠距離恋愛になるかと思いますが、遠距離恋愛を上手く保つコツというのは何かあるのでしょうか。



目標を立てることと、しっかりとお2人の間でコミュニケーションを取ることです。いつまでにどんな関係を築いて、その後どうなりたいのかというコミュニケーションをしっかりと取り、次の約束や計画を立てることが重要だと思います。



遠い距離にいるからこそ、会った時のことだけを話すのではなくこの先どうなりたいか、それをお互いにきちんと確認し合うことが大切ですね。では、開業されてから5年目を迎えられたということですが、開業当時から業界の中で変わってきたと思われる点は何かありますか。



まず、IBJの会員数がとても増えました。私が開業した当時は6万6000人ほどの数でしたが、現在は10万人を超えました。それに伴い成婚者数や相談所の数も右肩上がりに増えています。この先、結婚したいと思ったら相談所に相談するのが良いよと当たり前に言えるような時代が来るといいと思っています。



では、今後の展望についてお聞きできますか。



現在、結婚相談所の新事業として、離島特化型のマッチングアプリを開発しております。離島での婚活を見つめて来た結婚相談所のノウハウを活用して、従来の都市型のマッチングアプリとは全く異なるサービス内容を計画しております。このようなツールを活用して宮古島や石垣島など離島での婚活がさらに盛り上がってくれることを願っています。そして、できるだけ若者の流出を止めることができればと思います。島に若者が戻り、島全体に活気が戻ることが今の展望です。離島特化型マッチングアプリは、来年年明けにリリース予定ですので、お楽しみに!



最後にこれから婚活を始める方へのメッセージをお願いします!



「今」が一番若いということを忘れないでほしいです。そして、自分の人生なので決して後悔のない婚活をしてほしいと思います!
インタビューまとめ
お話をさせていただいた東野様は、とても快活な印象の方できっと宮古島の晴れやかな景色がよく似合う方なのだろうと感じました。東京という大都会からお子様を4人連れての離島への移住は、不安なこともあったと思われますが、それを全く感じさせない爽やかさがありました。それはこの宮古島での暮らしを心の底から楽しんでおられるからだと思います。
この島を愛し、この相談所で活動するすべての人に幸せになってほしいと願うお気持ちが、これまでの多くの成婚者という実績に繋がっているのだと思います。「離島で幸せな暮らしをしたい」「島以外の方とも交際してみたい」そんな方はぜひ一度、MAASA結婚相談所へお問い合わせください。きっと、あなたが想像している以上の素敵な出会いと、幸せな結婚が待っています。
MAASA結婚相談所 基本情報


| 名前 | MAASA結婚相談所 |
| サイトURL | https://maasa-mariage.com/ |
| 住所 | 〒906-0013 沖縄県宮古島市平良下里993 グランシスミナミ 3-A |
| アクセス | 宮古空港から車で約10分、カママ嶺公園近く |
| 営業時間 | 10時〜18時(完全予約制) |







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