婚活をされる方は、結婚相談所のカウンセラーにどんなことを望むでしょうか。良い縁を紹介してくれること、何でも相談できる存在であること、人それぞれに求めるものは違うと思いますが、きっと全員に共通している感覚があるのではないでしょうか。それは「明るく前向きで活き活きとしている人にサポートしてほしい」という思いです。あまり笑顔がなく、話し方もボソボソとしている、身なりにも気を遣わず覇気がない、そんな人に自分の婚活を任せたいと思う人は、きっといないでしょう。
今回ご紹介するカウンセラー様は、活力を擬人化したと言っても過言ではないほどとても明るく活き活きとした、人としての魅力に溢れた女性カウンセラー様です。会員様一人ひとりにとって何が最適な活動であるのかを常に考え、周囲の人間関係の見直しやそれまでの価値観のアップデートなど、スムーズな成婚をするための考え方を提案しています。話しているだけで元気をもらえるカウンセラー・仲原様が運営する結婚相談所「ハピオキ」をご紹介します。
【カウンセラー紹介】

仲原 和香乃
自身が代表を務める企業にて3つの事業を展開。
結婚相談所カウンセラーの他、沖縄県の結婚支援事業の受託者、(一社)日本LGBTサポート協会サポート協会の理事としても活動し多様な形の婚活支援事業に携わる。
婚活市場の社会的地位向上を目指し、一人ひとりの方と適切な距離感を保ちながらカウンセリングにあたっています。
結婚相談所での活動だけでなく、アプリの利用や婚活イベントへの積極的な参加も促し、少しでも多くの縁と出会うことを推奨。
自らも活動される方のお手本となれるよう、日々活き活きと活動することを目標とし、周囲の人々から「歩くパワースポット」と呼ばれるほど明るく輝いています。
この先も、日本の人口減少の一助となることを目指して、様々な形のご縁を繋いでいきます。
沖縄県の受託者としても活躍。様々な婚活をプロデュース!



本日は沖縄県で運営されている結婚相談所「ハピオキ」様へのインタビューです。こちらは代表である仲原様ご自身が立ち上げられた相談所でしょうか。



はい。私は現在主に3つの事業を担当しています。まず、この会社は私が代表を務めるLien cuore(リアンクオーレ)という企業の中で運営している事業の1つです。2つ目は沖縄県の結婚支援事業の受託者としての活動、そして3つ目は一般社団法人日本LGBTサポート協会の理事としての活動です。ハピオキにおいてもLGBTプランをご用意しており、LGBTの方のご縁結びも行っています。





3つも事業を取りまとめられているんですね!そのバイタリティを尊敬します!では、こちらの相談所を立ち上げられた経緯をお聞きできますか。



私は元々沖縄県の結婚支援事業の婚活アドバイザーとして活動していました。そのアドバイザーを始めたきっかけは、各婚活イベントでのコーディネーターとなるような存在が必要だと思ったからです。私が独身の頃は、街コンなどの婚活イベントが流行っている時期で男女がお店で飲食を共にしながら出会うというスタイルが多くありました。そこへ実際に参加した際に、参加者の誘導やセッティングを担当する人がおらず、そういった存在がいればもっとスムーズにイベントが進むのではないかと感じ、それならば自分がやろうと思い婚活アドバイザーになりました。沖縄県内を見渡しても当時はそういった方がいなかったのですが、きっと必要とされる存在だと思いました。そこからJAおきなわ様や各市町村の婚活イベントをプロデュースした実績が認められ、沖縄県が少子化対策として始めていた結婚支援事業の受託者になりました。そして、自分自身でもさらに裾野を広げる必要があると思い、結婚相談所を開業してより皆さんに安心してお相手と出会っていただける機会を提供したいと思いました。



誰も先駆けとなるモデルがいなかったにも関わらず、ご自身で始められたその姿勢、本当に素晴らしいです!沖縄県の事業も少子化対策の一環ということですが、私も少子化問題はこの国が一番に解決すべき問題だと思っているので、自治体でその対策に取り組まれているという点も素敵ですね。現在、開業されてからはどれくらいになるのでしょうか。



相談所事業を開始したのは2018年なので8年目になります。ただ、最初の2年は別の事業も忙しく、本格的に稼働を始めたのは2020年からです。少子化問題は本当に現在深刻で、県を挙げて婚活事業を進めている自治体も増えています。ただ、同時に沖縄県内でも待機児童の問題などもあり、生まれてきた子どもたちとその親御さんが快適に子育てをできる環境を整えることも重要だと感じています。また、私個人としては現在婚活をされている方への結婚支援事業、サービスの内容は出尽くしているという感覚もあります。そういった状況なのであれば、将来婚活をするかもしれない学生さんに向けて「結婚とはこういうものだよ、経済的に苦しいから結婚できないわけじゃないよ」と安心して将来を迎えられる話をしたいと思っています。未来に結婚をするかもしれない皆さんが結婚はコスパが悪い、お金がかかるという悲観的な思考にならないような教育を行うことも大切だと感じています。







本当におっしゃるとおりです。出生数も70万人を割る勢いとなり、早急にこの減少スピードに歯止めをかける必要があると感じています。



同じ思いです。それには経済的な面での支援ももちろん必要ですが、出産後の女性が働きやすい環境を整えることも必要です。たとえばコロナ禍以降定着したリモートワークでの就労がもっと当たり前になれば、そういった環境で子どもを自宅で見ながら働ける女性も増えると思いますので、そういったモデルケースがもっと増えることを願っています。私は今妊活中なのですが、もしも子どもを授かることができたら、講演会などにも赤ちゃんを連れていきたいと思っているので、そういった働き方がこの先の社会で当たり前になってほしいです。女性が率先してそういった行動を取らなければ皆さん後に続けないんで、皆さんの励みになるような活動をしていきたいです!現在、未婚率もどんどん上がってきており、特に東北地方は危機的な状況です。現在50歳までの男性で未婚率が最も高いのは2020年の国勢調査では、岩手県とされていて、青森県では昨年生まれた赤ちゃんは5,099人と過去最少を更新しました。この数字には県知事も危機感を抱いており、何とかしなければと取り組まれているようです。実は50歳までの男性の未婚率については沖縄県も2015年に1位だったんです。2020年時点、現在は7位ですが、実はこの数字は全く喜べるものではなく、結婚する人が増えたのではなく他の地域での未婚率が上がったから、ということなんです。



なるほど、喜ばしい話ではないですね…。今いる子どもたちの未来が本当に心配になってしまう数字ですね。ですが、その中でもご自身がその解決の一助になろうと努力されている姿はとてもかっこいいと思います!



ありがとうございます。結婚相談所では安心してお相手と出会えるというのが最大のメリットですので、身近に出会いがないという方はぜひ検討してほしいです。
婚活は人生の棚卸し。価値観のアップデートも忘れずに!





ハピオキ様では会員様の年齢・性別の制限は設けておられますか。



年齢は20歳以上の方を対象としており、上限は設けていません。現在在籍中の方の年齢層は20代~70代の方で、40代の方が男女ともに最多ですが、私は少し改善したいと思っています。やはりまだ結婚相談所を「最後の砦」だと思って40代になってから入会される方が多いのですが、それでは遅いんです。1つ、沖縄の会員様にお話するととても驚かれる話があります。実は首都圏など都市部にいらっしゃる女性は新卒で社会人として働き始めて、間もなくして結婚相談所へ入会される方も少なくないんです



そうなんですか!?その年齢だと20代ですよね?皆さん若いうちから活動されているということでしょうか。



そうです。もちろんご自身のスペックが良いという点もありますが、20代という自分の市場価値が最も高いうちに相談所へ来られて、且つご自分でもドンドン活動できる方が多いんです。これは結婚をするにはとても効率の良い方法で、本当に賢い選択です。沖縄の会員様にも本当はその意識で来てほしいのですが、やはり結婚相談所に対するイメージが、厳しい仲人さんがいる、あるいは結婚できなかった人が入る場所というイメージがまだ強いんです。最後の頼みの綱のように思われている方もいて、そうではなく結婚を考えた時に最初に来て活動してもらえれば、良い人とも巡り会えますし、効率よく結婚ができると思っています。



婚活は効率よく、これは覚えておいてほしいですね!



最近はアプリの台頭も著しいですが、アプリを使って結婚できる方は恋愛強者です。一方、相談所に来られる方はあまり交際経験もなく、コミュニケーションが苦手という方も多くいます。そういった方がアプリを利用してもなかなか自分からはお誘いする、申し込むということが難しいので、アプリ上ではプロフィールで弾かれた方を「この人はきっとこういう人だから会ってみた方が良い」「こういうアプローチをしてみたら」「こんな服装はどう?」とアドバイスをするとガラッと変わって、ミラクルが起こることもたくさんあります。そういった相談所の良さに気づけていない方も多く、アプリやイベントで延々と活動を続け結婚できなかった方が40代になって「婚活をやり尽くしたから最後の手段だと思って相談所に来た」というケースは本当に多いのですが、それでは遅いです。



やり尽くしてから来る場所、という認識を改めてほしいということですね。私もこれまで様々なカウンセラー様へお話をお聞きして、40代からの婚活がベストとは言えないと感じています。



私がいつも会員様にお伝えしている言葉として「婚活は人生の棚卸し」という言葉があります。まず、自分は本当に結婚したいのか、自分にとって結婚・婚活は優先順位が高いのかを真剣に考え、その上でこれまでの婚活や恋愛でなぜ結婚に結び付かなかったのかを考え、人生の棚卸しを共に行い自己内省をしてほしいんです。仕事をしていると前にしか進めないので、後ろを振り返るということがあまりないですから、婚活を機会として自分を見つめ直し本当に結婚したいのか、するならどんな人が良いかではなくどんな家庭を築きたいのかを整理することから始めていきます。そして、これも皆さんにお伝えしていることですが、自分が選ぶのではなく選ばれる人になってほしいです。婚活をテストだと考えた時、仮に100点を取ったとしてもそれでOKというわけではありません。婚活はお相手がいるので、そのお相手がどう思うかが重要です。そこに明確な1つの答えはないので自分の努力が報われないこともあります。報われなかった時に落ち込むことは自然なことですが、そこからもずっと選ぶ自分でいるだけではいけません。自分も選ばれる立場なのだということを自覚してそのための努力をしてほしいです。それを意識すると皆さんとても良いアップデートをされて成婚に辿り着く方もいます。



選ぶよりも選ばれる自分、それだけ相手から見て魅力的な自分になる方が良いということですね。





また、もう一つ婚活が上手くいかない理由としてよくあるのが、40代の方が20代・30代の頃のままの価値観でいることです。価値観をアップデートしないまま婚活すると自分で自分を苦しめることになりますので、自分の価値観がこのままでいいのかどうかは見直す必要があります。ご自分ではなかなか気づきにくい部分なので、カウンセリング時にはそういったお話もしています。



ちなみに、そのアップデートされていない価値観にはどういったものがありますか。



最も多いのは外見で選ぶという価値観です。私はよく「タイプではない方でも生理的に嫌でなければお会いしましょう」とお伝えしています。生理の部分で受け付けない方は仕方ないと思いますが、ただピンと来ない、タイプではないという考えに縛られてお見合いを断ったり、そもそも会わないでいると良縁には出会えません。見た目が好みでなくとも一緒に生活をしていくことが苦ではないかどうかを考えてほしいです。もしもご自身が20代でとてもハイスペックな人物なのであればそこにこだわっても成婚できるかもしれませんが、価値観を見直してアップデートしていくべき必要がある方は少なくありません。それをこちらがいくら伝えても自分が変わらなければ成婚は遠のいてしまう可能性が高いです。



やはり外見よりも一緒にいて安心できるか、心を開けるかが大事ですね。自分自身の立ち位置を確認しながら婚活していくことが必要だと感じます。



そういうお話をして自分自身を変えていただいた方は成婚に至る可能性も高くなりますし、中には「自分を変えてでも結婚したいと思っていたなんて、以前は分かりませんでした!仲原さんが気づかせてくれました!」と言って円満退会される方もいます。やはり婚活をする前に、自分自身にどれくらい結婚をしたいと思っているのかを問いかけることは大事です。



ただ何となく結婚したいから、周りが結婚しているからという理由で始めた活動でもいつの間にか「本気で結婚したい」と思うようになっているかもしれませんよね。自分自身と向き合って問いかけることはとても大切なんですね。



他に大切にしてほしいこととしては、自己肯定感を高く持つことです。自分自身を否定し続ける人に対して、他者はその方を魅力的だと思いませんよね。まずは自分自身を満たして、褒めてあげてくださいとお伝えしています。そうするとお相手の良い部分も自然と見えてきます。逆に自分を肯定できない方はお相手に対してもマイナスの評価から入ってしまうことが多くとてももったいないです。特に女性の方に多いのが、自分が満たされないことを他者依存、他者へ転嫁してしまう方です。自分は人生に対してもプラスに捉えられずマイナスにしか思考が働かないという時、もしも今誰かと一緒にいることができたら自分も満たされるだろうと思い、自分が満たされるためには他者が必要だと、相手に依存してしまうんです。この考えは男性よりも女性の方に多く見られ、今までそれが分かっていなかったから結婚できなかったということに気づかれる方も多いです。相手を減点法で査定するのではなく、プラス思考で加点法に置き換えるということをアドバイスすると途端に上手くいくケースが多いです。



自己肯定感の高さは幸せに生きる上で本当に大切です。これは婚活、結婚だけでなくどのコミュニティにいても同じですよね。



そうなんです!決して婚活に限った話ではなく、仕事の場など社会コミュニケーションに必要なことです。婚活される方には「婚活は男女関係なく仕事の礎になるもの」だと伝えています。こういったマインドでいることで、仕事が上手くいったという方もいました。



どの関係においても通じることだという証明ですね。やはり自分のことを否定ばかりしている人は一緒にいて疲れますよね…。



本当にそうです。マイナスなことをただグチグチと言っている人は魅力的ではありませんから、まずは自己肯定感を高めることをアドバイスしています。もちろん会員様によってはアドバイスがなくても淡々と活動を進めて成婚される方もいます。それぞれの会員様に合わせた対応で、距離感を見ながらコミュニケーションを取っています。



すべての会員様に、というわけではなく個々に合わせた対応なんですね。様々なタイプの方がいると思いますからそれはありがたいですね。



またこれは、当社の特色かもしれませんが、当社での活動だけでなくアプリや婚活イベントもドンドン活用してほしいとお話しています。当社加盟以外の相談所であれば併用もOKです!当社での活動だけに固執せず、出会いの間口を広げてたくさんのチャンスに出会ってほしいです。そういったアドバイスをした後に、灯台下暗しという言葉のとおり、実は身近に思ってくれる人・思える人がいたことに気づいて成婚退会された方もいます!そういった事例もありますので、周りの人間関係ももう一度見直してみてくださいというお話をすることもあります。元々は友人だった方が年月を経て結婚相手の対象となる可能性もあるということを覚えておいてほしいです。
県からも信頼を得るカウンセラー。“サブスク婚活”のお手伝いも!





では、他者様と比較した際のこちらの強みはどういった点でしょうか。



唯一無二な点はやはり沖縄県の結婚支援事業を受託しているという点です。現在9期連続で受託していますが、県の公共事業として健全な出会いを提供している場となりますので、そういった活動の受託者であるという点はより安心して活動いただける理由になると思います。



自治体から協力を依頼されるほど信頼度が高いカウンセラー様ということですね。



また当社はIBJとBIUの2社加盟の相談所であることも特徴です。一部重複する会員様もいますが、最大規模の会員様を紹介できます。また料金面についても比較的他社様よりリーズナブルな価格で活動していただけます。



2社加盟は全国的にもそう多くはないという印象です。2社を合わせた会員数を紹介できるのは強いですね。



他にBIU加盟の相談所主導で「サブスク婚活」という新しい婚活スタイルを立ち上げています。



婚活のサブスクですか!?それは確かに聞いたことがない新しい形ですね。



「あんグループ」という団体が主導している活動で、飲食店と結婚相談所の仲人が協力をして男女のマッチングをお手伝いする活動です。この活動ではアプリも開発されており、加盟してくれる飲食店の数について全国100店舗を目指しています。私は相談所の仲人の立場で沖縄県のスーパーザイバーを務め、「あん沖縄さ〜」加盟店をプロデュースしています。冒頭にも少しお話ししたように現在の相談所のサービスは出尽くしています。相談所の数は増え続けていますが、会員数が同じ倍率で増えているわけではありません。アプリやイベントでは上手くいかなったけれど、相談所は少しハードルが高いと感じている方もいて、そういった方のためにアプリよりも安全で相談所よりもカジュアルに出会える場がこのサブスク婚活です。アプリと相談所の間のような感覚で、気軽に利用していただければと思っています。沖縄ではまだイベント開催はできていませんが、今後の活動にご注目いただきたいです!



素晴らしいアイディアですね!きっと利用してみようと思われる方は多いと思います!



あんグループの代表は、結婚相談所界のレジェンドで、元々、ご夫婦で京都で焼き鳥屋を営まれており、コロナで大打撃を受けた飲食業界を活性化したいという思いで、立ち上げた部分もあります。これまでは飲食業界だけで婚活イベントを開催していたこともありましたが、やはり上手くいかないことも多かったんです。それを我々プロの仲人がプロデュースすることで、これまでにない婚活事業という形で展開しています。立ち上げたのは昨年でしたが、今年の4月から本格的に全国展開、発進していますしています。



とても面白いですね!飲食店と相談所を結び付けようと思うアイディアが素敵です!相談所はハードルが高いけれど「サブスク婚活」と言われると「やってみようかな」と思える気軽さがあります!



あんグループ代表の方は時代をよく見ていると思います。月の会費は3300円ほどで、飲食費は別になりますが会員の方には飲食費も割引があります。相談所のようにガチガチにする婚活は嫌だけれど、カジュアルに出会いたいという方はきっと一定数いると思います。このサブスク婚活では相談所と同じように公的な証明書も提出していただきますので、とても安心できる活動です。沖縄では初めて8月にイベントが開催されました。



必ず興味を持ってくれる方は大勢いると思います!今後もイベント開催が楽しみですね!
婚活のカギは“これまでの人間関係”にあり!





では、これまでの会員様で特に印象に残っている方はいますか。



本当にたくさんありますが、ある40代の女性の方のお話をご紹介します。この方は入会当初から自分でしっかりと動ける方でした。女性には昔からの価値観で「女は待つもの」という考えで自分からガンガン動かない方もいます。告白も男性からされるのを待つという方も多いのですが、相談所ではその姿勢ではダメなんです。思い切って自分から動かなければ機会を逃してしまうかもしれませんとお伝えしています。ですが、その方は自分からお見合いもたくさんお申込みされて、その甲斐あって仮交際・真剣交際と進まれました。そして成婚までいくのも時間の問題だと思われたのですが、お相手の男性にトラブルがあり結果的に破談になってしまったんです。私は「きっとしばらく活動を休まれるだろうな」と思ったのですが、彼女は休むことなく活動を続け、その後も細々とお見合いをされていました。ですが、なかなか良い結果に繋がらず、ある時私が「周りの人間関係を見直してみるのもいいかもしれません」とお話ししたところ、なんとご自分のいきつけのお店の方が「○○さんがあなたのことを良いと思ってるみたいだよ」と教えてくれたんです!お相手の方は昔からの知り合いだったのですが、まさか自分をそんな風に思ってくれているとは思わなかったようで、無事にその彼とゴールインされました!



少女漫画の世界ですね!仲原様に言われなければ周囲の人間関係を見直すこともなかったかもしれませんし、その彼と結ばれていたか分かりませんよね。



そうですね。彼女も「仲原さんが色んな方と出会って、いろんな方とお見合いをした方がいいと言ってくれたおかげで彼がいいんだなと彼の良さに気づくことができました!」とおっしゃっていました。私は逆転ホームランのエピソードと呼んで、他の会員様にもこのお話はお伝えしています



本当に逆転ホームランですね!そういった成功例を聞くと、他の方も「見直してみようかな」と思えるかもしれませんね!



彼女は数ある人の中から誰がいいのかを比較して、その上で彼の良さに気づけたことがよかったのだと思います。活動する中で多くの方と出会い比較しながら活動できる相談所だからこその結果だったと思います。婚活イベントでそういう方と出会ったとしても背景が本当に問題ない方なのかは分かりませんし、交流して関係を育むのにも時間がかかります。相談所であれば、仮交際中は複数人との交際もOKで普通の恋愛では浮気になってしまうことも堂々とできるおかげで、様々な方を短期的に比較することができます。その結果、身近に良い人がいたことが分かった素敵なエピソードです。



本当に嬉しいエピソードですね!彼女自身が活動的な方だったことも功を奏したのではないかと思います。



まさにそうです!彼女の一番良かった点は受け身な活動ではなく自分からお申し込みをしていく勇気と覚悟、そして私のアドバイスをプラスに捉えて活動してくれた点です。



まだまだ他にも素敵なエピソードはあると思いますが、そういった幸せな人を間近で見られるのは相談所のカウンセラー様ならではの喜びですね。
「歩くパワースポット」の異名も。「歩くパワースポット」の異名も。





仲原様ご自身がカウンセリングをされる上で大切にされている思いや、気を付けている点はありますか。



まずは会員様との距離感を大切にすることを心掛けています。やはりお一人お一人バックグラウンドも異なりますし、価値観も違います。心の内を全て話したくない方もいるでしょうし、淡々と活動したい方もいますので、その方が望まれる距離感を大切にしながら接しています。また、活動を開始した直後の1ヶ月はその方がやりたいように活動してもらうことを重視しています。その中で自分の市場価値を知っていただき、その後の活動をどうするかを考えてもらいたいです。皆さんの思いをしっかりとヒアリングした上で、個々に合った距離感を保ち、型にはまることなく柔軟に対応しています。寄り添ってカウンセリングを行いますので、相談所の仲人さんはアレコレと決めつけてきて怖いな、というイメージは捨てて相談に来ていただきたいです。



婚活者とカウンセラーに限らず、人と人との関係で距離感を意識することは大切ですよね。



また、私自身が活き活きと活動することを大切にしています。やはりカウンセラー自身が輝いていないと活動する方のお手本にもなれませんし、暗い印象の方にカウンセラーになってほしいと思いませんよね。ですので、しっかりと服装を整えたり、憧れていただけるような女性になることを意識しています。



今お話をしていて、とても元気を貰える方だと感じています!



周りの方からは歩くパワースポットと呼ばれています(笑)



婚活にはパワーが必要だと思いますので、ピッタリですね!



ありがとうございます!ご縁は人ありきだと思っていますので、ご縁を持ってくる仲人からパワーを感じていただきたいです。



では、このお仕事をしていて一番やりがいを感じるのはどういった時でしょうか。



やはり成婚退会された時に「仲原さんが後押ししてくれたおかげで、こんなに素敵な方と出会えました!」と感謝の言葉を頂いた時です。入会した当初と比べて表情がどんどん明るくなっていくこともカウンセラーをやっていて良かったなと思えます。結婚は人生の中での通過点ですが、そこに携わることでその方の人生の1ページに入ることができるというのも嬉しいです。成婚退会して相談所を卒業したらそこで関係が終わるのではなく、ゆくゆく住まいの相談や転職時の仕事の斡旋をしたり、長くサポートを提供できればと思っています。結婚相談所の仲人は決して結婚のお手伝いをするだけではなくトータルライフサポートだと思っていますので、その方の人生に長く寄り添っていきたいです。
婚活市場を活性化!新たな家庭創出で日本経済の維持にも貢献。





開業から8年目ということですが、昨今の婚活市場をどう見られていますか。



まず、私がどうして沖縄県の結婚支援事業受託者として活動しているかというと、婚活市場全体の社会的地位を上げたいという思いからです。相談所のカウンセラーは大変な仕事ですが、正直なところまだまだ職業地位としては高くないのが現状です。開業しやすく、副業として兼務する方も多いですが、やはりとても大変で素晴らしい仕事でもあります。婚活をすることも後ろめたさを感じるようなことではありません。たとえば、会社の同僚と話している時に「実は昨日婚活イベントに行っていて、相談所でも活動してお見合いもしてるけどなかなか上手くいかないんだ~」というように気軽に話せるような雰囲気を社会全体で作りたいと思っています。婚活者の皆さんは自分を「婚活に頼るしか手がない」という風に思わず、婚活をすることで自分がよりよいパートナーと出会って素敵な家庭を築くことができる、そんな風にプラスに捉えてほしいです。就活のように婚活も誰でもするのが当たり前、という時代が来ればいいなと思っています。アプリや婚活イベントで出会ったとしても人と人が出会うことで1つの関係性が出来上がり、新しい家庭ができることを喜んでほしいです。そしてそれを肯定的な目で見て社会で応援することも大切です。



婚活で生まれる新しい家庭を社会全体で温かく見守り、必要な支援や制度を整えていくことも大切ですね。



新たな家庭が生まれることは実は日本経済にとっても非常に重要な意味があります。どういうことかというと、日本の企業には家族経営で長く継続している企業も多いですよね。ですが、結婚せず跡取りとなる人物が居なければその企業が無くなってしまったり、譲渡することにもなりかねません。ですが、やはり家族経営で続いてきた企業はその一族の中から信頼できる人物に託せることが一番だと思います。そういった事実がある中で、仲人という存在は単純に男女を結び付けるだけではなく家と家を結ぶとても重要な存在です。特に、関西地方では仲人に対して「先生」と呼ぶ風習が昔からあるほどで、家柄を作り上げていく人物としてとても重視されています。日本で何十年、何百年と続く企業が多いのはそうした家と家が結び付いてきた軌跡があるからこそで、そこをサポートする仲人もまた重視されるべき存在だと感じています。





なるほど。考えたたことがなかったですが、確かにそういった側面もありますね。



そういった貴重なお仕事をさせていただいているので、まずは沖縄県全体の相談所の質、地位を上げていきたいと思っています。そうすることで皆さんが色々なしがらみを捨てて、あまり頑なにならず気軽に相談所へ来てほしいです。結婚相談所はただ結婚への道のりをサポートするだけでなく、しっかりと社会的役割があるということを伝えて、信頼して頼れる存在だと思っていただきたいです。



相談所の地位向上、考えたことがなかったですが婚活が当たり前になってきている現代では大切な考え方ですね。



カウンセラーの中にはご自身の生き様をベースにしてカウンセリングをされている方もいて、カウンセラー力の向上などをおざなりにする方もいます。ですが、それではいけません。私たちも日々アップデートしながら業界の底上げをしていくべきだと日々思っています。



人口減少が進む現代では間違いなく必要なお仕事ですから、カウンセラー様ご自身も日々努力をされることが必要なんですね。



今後人口が減っていくのは確実ですから、それを少しでも緩やかにしていくことが重要です。人が減れば国力は弱まり、病院や役所など社会インフラとも言える公共サービスがこれまでのように当たり前に受けられなくなります。今、婚活をしようか迷っている方は自分たちの未来の為にも一度真剣に結婚について考えてみてほしいです。



現代は多様性を認め合う時代ですから、様々な生き方が尊重されるべきだと思いますが、長い人生を生きる中で一度は結婚について考える時間があってもいいかもしれませんね。



また最近BIUで新しい取り組みが始まったんです。これまでの相談所での活動は婚姻を前提とした活動でした。ですがBIUでは今、プロフィールに「事実婚を希望する」「別居婚OK」「お茶飲み友達OK」という項目ができたんです!私はこの流れをとても良いと思っています。婚活者の中には既婚歴があり、お年を召していて財産や家族の問題で結婚には踏み切れないけれど事実婚であれば良いという方も結構いらっしゃるんです。ですが、それを相談所のプロフィールには堂々と書けません。婚姻前提の相談所での活動でどうして、と思われる仲人さんもいますし、なかなか良しとされない風潮があります。ですが、それをBIUは堂々と書いていいと打ち出し新しい風を吹き込みました。私自身、LGBTのご縁結びも行っていますので婚姻の形はどうであれ信頼できるパートナーがいることで幸せになり、多様な家族の形として今後提案できればと思っています。





では今後の展望についてお聞かせください。



相談所のカウンセラーは単純にお相手を紹介して結婚に導くということではなく、その方の人生に深く関わる役割を持っています。ですので、その方たちのライフプランに関わるという思いで、今後は妊活や子育てに悩んでいる方のサポートもビジネスとして提供できるようなプランも展開していきたいです。



最後にこれから婚活をされる方へのメッセージをお願いします!



婚活は思い立ったらすぐにやるべきです!何かに迷ったり、モヤモヤして相談したいことがあるのなら、それを話すだけでも結構なので気軽に相談所の扉を叩いてほしいです。必ず全力でサポートしますので「相談所なんて…」と頑なにならずにお越しください。
インタビューまとめ
婚活は人生の棚卸し。仲原様はきっとこの言葉に対してとても自信を持たれているのだと、お話しをしていて感じました。婚活をすることで自分自身を見つめ直し、それまでの人生を振り返る、時に周囲の人間関係を見直すこと。その1つ1つの過程が良縁を呼び寄せるのだと思います。仲原様と話しているとそう信じることができる気がしてきます。婚活に対する「ゆるぎない自信」をくれる、とても貴重なカウンセラー様です。
そして沖縄県の結婚支援事業の受託者でもあり、県からも信頼されているカウンセラー様であることが分かります。相談所という安全な場所での活動であることはもちろん、カウンセラー様も信頼できる人物であるこのハピオキで、あなたも自分自身をアップデートさせながら婚活してみませんか。
ハピオキ 基本情報


名前 | ハピオキ |
サイトURL | https://hapioki.net |
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